「チャンバラ」を知らないアメリカ人が刀を握るとどうなる?

フェスティバル

みなさん知ってました?

チャンバラサイトの英語化が進んでること。
https://tyanbara.org/business/

とうとうきました。
すべてのページが英語化できているわけではありませんが、ようやくグローバル展開に向けたチャレンジが始まりました!
「チャンバラ合戦-戦 IKUSA-」が世界中で盛り上がるプログラムだと信じて疑わない僕らの、新しい第一歩です!

 

This is great communication tool!


チャンバラ合戦の魅力は何と言っても「誰にでもできる」こと!
老若男女、問いません。
ちなみに、チャンバラ合戦の最年少参加者はたしか2歳、最高齢参加者はたしか80歳を超えています。
刀を持てば、みなサムライです。

国籍だって問いません。
観光している外国人が突如参加者になることもしばしば。
日本語が話せない人も、スタッフのカタコトのやり取りで、100%エンジョイできます。
そう、刀を持てば、みなサムライなんです!

外国人との交流は、それだけにとどまりません。
このチャンバラ合戦はすでに、アメリカやネパールなど、海外でも実施しています。
初耳だろうが初見だろうが、ルールを知ったらすぐに白熱できる!
まさにグレートコミュニケーションツール!!

Do you know Chambara?

アメリカでの開催は、2017年の春のこと。
ファザーリング・ジャパン関西の実施した「父子ツアーinシアトル」というプログラムの一環で、シアトル郊外の高校において、日本語の授業の一環で実施しました。

これがまぁなかなか大変でした。

なぜって?
僕の英語力で、初めてチャンバラにふれる子達が楽しめるレベルまで説明しなければいけないからです。

とりあえず聞いてみました。
「Do you know Chambara?」

全部で100人近い学生に聞いてみました。
日本に興味があって、日本語の勉強をしているアメリカ人学生の、どれくらいの子が「チャンバラ」を知ってると思いますか?

「0人」

そう、誰もチャンバラのこと、知らないんです!

「Do you know Samurai?」→「Yes!」
サムライは知ってます。
「Do you know Ninja?」→「Yes!」
ニンジャも知ってます。

「Which do you like, Ninja or Samurai?」→「Samurai!!」
なんと半数以上がサムライ派!(正直、忍者の方が多いと思ってた)

でも・・・
「Do you know Chambara?」→「No・・・」
チャンバラは知らない。

意外ですか?

意外ですよね?

でも、よくよく考えてみるとそれはそうです。

るろうに剣心というマンガをご存知ですか?
実写版にもなったので、マンガ好きでなくても大体の人が知っています。
(アメリカでは「Samurai X」というタイトルで翻訳されています。)

本作品内では、サムライ達による様々な戦いが繰り広げられます。
でも、その戦いは誰も「チャンバラ」とは言いません。
「剣心と志々雄のチャンバラ」なんて誰も言いませんよね?
だからです。
サムライは知っていてもチャンバラは知らないんです。

要は、一般的でないってことです。

そんなことに思いめぐらせて、チャンバラを知らないアメリカの学生たちに、こう伝えます。

「Chambara is Samurai battle game!」

「Ohhhhh!」

なんとかなるものです。

チャンバラを知らなかったアメリカ人と一緒にチャンバラをやってみた

まずは自己紹介。
「I am Samurai maker!」
「I came from Japan to make a Samurai!」
(笑いをとるところのはずなのに、みんなメッチャ真剣です・・・どうしよう。)

「I will explain the rules of Chambara.」

説明は、Google翻訳フル稼働です。

見てくださいこの画像。
iPhoneを手放せません。

「First, hold the sword with your right hand. A left-handed person has a sword with his left hand.」
「Next, wind the band around the hand opposite the hand holding the sword.」

画面を見ながらカタコトの英語で必死です。
合ってるのかどうかさえわからないこの英語。

ただ、先ほど言ったとおり、チャンバラは「グレートコミュニケーションツール」。

たったこれだけの説明でこうなります。

チャンバラを知らないアメリカ人の高校生達に、限りなくクオリティの低い英語による説明でも最高に楽しめるチャンバラ・・・これ考えた人マジで天才!

チャンバラは、平和を実現する戦い!

アメリカでは誰もチャンバラを知りませんでしたが、そんなことまったく問題ありません。

観光地で刀を振り回してはしゃぎまわるとか、メチャクチャ気持ちいいし、みんな喜んで手を振ってくれます。

ファーマーズマーケットでも。

スターバックス一号店前でも。

パイクプレイスマーケット前でも。

ブタのレイチェルでも。

スターバックスリザーブ・ロースタリーの中でも。

セーフコフィールドでも。

不思議ですね。 みんなにこやかです。 刀さえあれば、きっとどこにいっても喜ばれるんです。

「Chambara is great communication tool!」

もはやこれ、一刻も早く海外進出すべきです!

なので、早急にチャンバラサイトの英語化を進めてもらうことにします。

乞うご期待!

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