スイーツ♡
ケーキ、パフェ、クッキーにチョコレート、、、あぁ、食べたい♡
みなさま、こんにちは。
肉の会を開催するくらいお肉大好き。でも、同じくらい甘いものに目がないゼロワン大阪のなかやまです。
私を始め、女子が甘いもの大好きなのはご承知のことかと思います。
でも、実は男子の中にも甘いものが好きなスイーツ男子が結構たくさんいるってご存知ですか。
とある調査で、「甘いものは好きですか。」という質問を男性したところ、
なんと!
20代で約6割、30代で約7割の男性が好きと回答しています。
(20代より30代の方が多いのがちょっと意外です。)
それでも中には、「男が甘いもの好きって言うのなんて恥ずかしい。」と思っている方、、、
いらっしゃいませんか?
いえいえ、そんなことはありません!!
遡れば、歴史上の名だたる武将たちも実は甘いものが大好きでした。
ではまず、そんなスイーツ武将たちが愛したお菓子とエピソードをご紹介していきましょう。
- 目次 -
〜スイーツ武将その壱〜織田信長
南蛮貿易が始まり、それと共にヨーロッパから日本にやってきた宣教師たち。
布教を認めてもらおうとたくさんのお土産を持って、信長のところにやってきます。
そのお土産とは、卵や砂糖をたっぷりと使った、カステラ、カルメラ、ビスケットに有平糖などのあまーいお菓子の数々。
当時は砂糖がまだ普及しておらず、初めて食べるお菓子に信長は虜になってしまいます。
盟友であった家康を安土城に招待してもてなした際には、なんと信長自身がお菓子を作ってあげたそうです。
そのお菓子がこちら
「ふりもみこがし(麦こがし)」です。
炒った米や麦を臼で挽いて粉にし、お砂糖を混ぜたお菓子。
あの信長が、家康の為にせっせとお菓子を作っている姿を想像すると、ちょっと可愛いですよね。
〜スイーツ武将その弐〜 豊臣秀吉
信長の影響から茶の湯にはまっていった秀吉。
1587年に北野天満宮で開かれた「北の大茶会」を始めとしてたくさんのお茶会を開いていました。
ちょっと苦いお抹茶と一緒に出されていたのが数々のお茶菓子。
美食家と言われる秀吉はお菓子にもこだわりを持っていたそうです。
そんな秀吉のために、みたらし団子、どらやき、羊羹、饅頭などたくさんの和菓子が献上されました。
〜スイーツ武将その参〜 徳川家康
戦いに明け暮れていた戦国時代を終わらせて、平和な国を作ろうと江戸幕府を作った家康。
室町時代から6月16日に除災招福のためにお菓子を食べる「嘉祥(かじょう)の儀」というものがあり、嘉祥は江戸時代に戦の勝利を祈願する時にも行われるようになりました。
ちなみに、家康の大好物と言われているのはお饅頭です。
お城の大広間にはその大好きなお饅頭を始め、羊羹、大福、きんとん、お餅など、なんと2万個にも及ぶお菓子をならべて大名たちに振る舞ったと言われています。
そんなスイーツ武将が愛していたお菓子たち。
実は何100年という時を経て、今でも和菓子屋さんで売られているってご存知ですか?!
では、次は今も食べることができる、歴史のエピソードに出てくる有名和菓子をご紹介します。
○「松風」/亀屋陸奥(かめやむつ)(京都)
http://kameyamutsu.jp/products/matukaze.html
16世紀後半、織田信長が石山本願寺に圧力をかけるために出兵し始まった石山合戦。
10年にも及ぶ戦いの中で本願寺の兵糧として誕生したのがこちら「松風」です。
小麦粉、砂糖、麦芽飴、そして白味噌を混ぜて出来上がった生地にケシの実を振りかけて焼いているのだとか。
腹持ちが良く、戦いに挑む際にはみんなに振る舞われ心を落ち着かせたと伝えられています。
○「御城之口餅」/菊屋(奈良)
http://www.kikuya.co.jp/SHOP/004-6.html
秀吉をもてなすお茶会に何か珍しいお菓子を作るように言われて作られたと言われるこちらのお菓子。
粒餡を餅で包み、きな粉をまぶした餅菓子です。
秀吉はとっても気に入り、「鶯餅」と命名します。
その後は、お店がお城の門の近くにあったことから「城の入り口で売っている餅」として「城之口餅」と呼ばれるようになったそうです。
○「塩瀬饅頭」/塩瀬総本家(東京)
1575年、織田・徳川連合軍が戦国一の騎馬軍団を擁する武田勝頼を撃退した長篠の合戦。
家康出陣の際、献上されたと言われるのがこのお饅頭です。
大和芋の皮にこし餡を包んだもっちりとした食感にほのかな甘みのお饅頭。
家康は、このお饅頭を兜に持って軍神に供え、勝利を祈ったと言われています。
○「道喜粽」/御ちまき司 川端道喜(京都)
(残念ながらホームページはみあたらず)
葛に砂糖を加えて練り上げ、笹の葉で包んで蒸したもの。
ちなみに粽は奈良〜平安時代に中国から伝来しましたが、笹の葉で包むことを考えたのは初代川端道喜だと言われています。
明智光秀の好物のひとつであったと言われるのがこの粽。
1582年、本能寺の変で織田信長へのクーデターを起こした秀吉へ京の人々が粽を献上しました。
しかし、信長を倒したものの、あてにしていた援軍もえられず、苛立っていた光秀。
なんと、笹の葉もとらずに粽を口にいれてしまったそうです。
○「生せんべい」/総本家田中屋(愛知)
桶狭間の戦いで今川義元に加勢した徳川家康。
しかし、織田信長に押され、やむなく母のいる坂部城に逃れてきました。
疲労と空腹で歩くのも精一杯だった家康は、百姓の家の庭に干してあるせんべいを見つけ所望します。
「え、、そのおせんべいはまだ生なんですけど。。」と言われるも、美味しそうに頬張った家康。
お気に召した様で、その後に献上するように申しつけたと言われています。
ちなみに、こちらは米粉を水で練って蒸して団子状にし、ハチミツや黒砂糖を混ぜたもの。
お餅の様にもちもちとした歯触りの半生菓子です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、皆さんも一度、歴史のエピソードを思い浮かべながら、武将気分でご紹介した和菓子を味わってみて頂けたらと思います。
今も昔も変わらず、男女共に愛されているスイーツ。
恥ずかしがっていた男性の皆さんも、ぜひ堂々と「スイーツ大好きです♡」と言ってくださいね!
出典:虎屋、ご紹介した各和菓子屋さん他
※エピソードについては諸説あります。