命を懸けた伝達!?戦国時代に使われていた4つの伝達方法

戦国
伝達方法

応答

こんにちは、チャンバラ運営スタッフのみやか(@6_miyaka)です。

突然ですが、もしも急に全ての電子機器が使えなくなったら、皆さんはどうしますか?

 

電子機器不能※そろそろゼロワンも、フリー素材の提供をはじめても良さそうな…

「相手と連絡が取れない」「仕事ができない」「生活に支障をきたす」等、不便なことばかり思いつきますよね。共通して困るのは、「連絡が取れない」ことではないでしょうか?

 

LINEができない※そろそろゼロワンも、フリー素材の提供をはじめても…

手紙で連絡を取り合うことも可能ですが、今すぐ聞きたいことに対して手紙は使わないですよね。ここで私は疑問に思いました。

 

戦国時代の人たちは、一体どんな伝達方法を使っていたのだろうか。

 

戦国時代の伝達方法

もちろん戦国時代に電子機器は存在していません。加えて郵便局も無かったので、手紙をすぐに送れる仕組みもありません。

けれど、時代劇を見たり歴史漫画を読んでいると、大事な情報入手して味方に伝えていたり、戦いの勝敗が敵味方関係なく、すぐに伝わっている印象を受けます。

 

では一体戦国時代の人たちは、どんな伝達方法を使っていたのでしょうか?気付いたら情報収集が得意になっていたので、調べてみました。

 

狼煙は戦国時代最速の伝達方法だった!?

狼煙

時代劇なんかでよく見かける狼煙(のろし)は、戦国時代、最速の伝達方法だったと言われています。リレー形式にすると、伝達距離を伸ばすことも出来たそうです。

山の頂上等にできるだけ遠方から見えるよう、次の狼煙台からの視界も確保して設置されています。

 

また各狼煙を上げる場所にはのろし番人が存在しており、各藩毎に、時刻、煙の色、のろし時間等の詳細が決まっていました。なので、のろし番人を倒した人間が誤報の狼煙を上げたとしても、すぐに誤報と分かったようです。

天候に左右されるのが難点ですが、狼煙が使えない場合音での伝達が中心で、鐘や太鼓、ほら貝等が使われていたそうです。夜間など煙が見えない場合は、火そのものを使う烽火(ほうか)が用いられていました。

ちなみに豊臣秀吉が京都の伏見に築いた伏見城は、約100mの小高い丘に8階建てという壮大な天守を持ち、晴れた日には大坂城との通信が充分可能なように設計されていたのだとか。

 

戦国時代の使者は武士にとって名誉な任務?

使者

使者とは、命令依頼を受けて、それを伝達する人のことを指します。

戦国時代は上級者の書状と共に、相手先に赴いていました。特に重要な情報は書状による伝達ではなく、使者を通じた口頭による伝達が最適とされていたそうです。

 

木曽馬
相手先へ赴く時に、使者は馬に乗って移動をしていました。この馬のことを早馬(はやうま)と呼びます。しかし戦国時代の馬は現代のサラブレッドとは違い、小型で足の太いズングリムックリ型の現代の木曽馬に近い馬型でした。

 

サラブレッド

現代のサラブレッドが時速60kmで走行するのに対して、当時の早馬短距離走行能力通常の乗馬で時速40kmフル装備の鎧武者を背負うと時速30kmと、かなり遅いことが分かります。原付の法廷速度が30kmですので、現代で考えると急ぐ時に適してるとは言えないですね。

電子機器等が存在していなかった戦国時代の使者は、乱戦の中を駆け抜ける武勇と、状況の変化に即応出来る判断力が要求される、責任の重い役目でした。なので使者に抜擢されることは、武士にとって名誉なことだったそうです。

 

飛脚という名のスパイ!命がけの書状運び

真田丸引用元:「真田丸」 第19回  恋路

飛脚とは、信書や金銭、為替、貨物等を輸送する職業またはその職に従事する人のことを指します。

飛脚は戦国時代よりも前からありましたが、まともに使われるようになったのは江戸時代以降です。

 

戦国時代は、地方同士が敵対して戦うようになり、各地の諸勢力が関所を設けたため、領国間にまたがる通信が困難となりました。けれど、戦国大名が書状を他の大名に送ることがあったため、家臣寺僧山伏が飛脚となって派遣されていたそうです。

山伏(やまぶし)とは、、、

山の中で修行をする修験道の行者。修験者(しゅげんじゃ)とも言う。

 


日本初の軍用犬使用は戦国武将の太田資正!?

軍用犬

軍用犬とは、軍務のために調練した犬のことですが、戦国時代、太田資正(おおたすけまさ)という大変な犬好きの武将が、日本初軍用犬を考案し、伝令使用したと言われています。
※諸説あり

岩付城主の太田資正は、居城である岩付城と属城としていた松山城とに、五十匹ずつの犬を飼っており、岩村城や松山城等の諸城や砦の間を行き来させ、道を覚えさせていました。

そしていざという時に、密書を入れた竹筒を首に結びつけた犬を野に放ち、伝令として使ったそうです。

 

城を往来する人間には注意を向けても、城周辺徘徊する犬にまでは目がいかないだろうという所に着眼しての、軍用犬の使用でした。天晴れです。

 

伝達方法と歴史

戦国時代の伝達方法を調べてみましたが、昔の人は知恵を出し、工夫をし、命がけで相手に情報や思いを伝えていました。

江戸時代になると戦がなくなり、飛脚が主流となります。また、全国の米価の基準であった大阪の米相場をいち早く他の地域に伝達するため、旗振り通信という旗を用いた伝達方法も生まれました。

 

そして現代ではスマホやパソコン等、生活する上でとても便利な電子機器が数多く生まれ、たくさんの人が利用しています。

無料で相手とチャットや電話ができるLINEは、国内ユーザーが7,000万人(2017年10月時点)を超えているそうです。日本の人口が約1億2700万人(2017年9月時点)なので、日本の半分以上の人利用していることになります。

LINE

時代と共に相手と連絡が取れる手段が簡単になり、スピードも早くなっています。相手と簡単に早く連絡が取れることはとても魅力的ですが、どこか味気ない感じはしないでしょうか?

LINEが連絡の主流となってきている現代では、手紙を書く人が減ってきています。けれど手紙は、時間をかけ、思いを込めて書けば、相手に自分の思いが伝わる素敵伝達方法です。

手紙

忙しい毎日の中で少し時間を取り、今思い浮かぶ大切な人に手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

大切な人への思い感謝が再確認出来、伝えることの大切さを感じることが出来ると思います◎

 

 

 

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