
【チャンバラ事件簿】第一話 「コスプレをした美女は正義です。」
どうも、チャンバラ事件取り締まり部匿名告発科です(゚д゚)
チャンバラ合戦–戦IKUSA-を運営するNPO法人ゼロワンは、これまで様々なタイプのチャンバラ合戦を日本全国で開催してきた。
おかげさまで、そのどれも参加者からは一定の評価をいただいており、嬉しい限りである。
だがしかし、少し時間を置いて考え直すと、
ふと「いや、あれはアカンかったやろw」という開催がいくつかある!!
この部は、そんな過去の事件的開催や出来事を克明に記すことで、
再発防止に努め、今後の開催のクオリティ向上を目的に創設された。
読者の皆様にも、是非1人の監視員としてお付き合いいただきたい(゚д゚)!
チャンバラ合戦-戦 IKUSA-公式サイトはこちら【事件①】RPG型チャンバラ合戦
事件は、オープンしたての天王寺公園「てんしば」での開催で起きた。
この日のチャンバラ合戦は“RPG型”と銘打った、新しい開催スタイルで実施された。
※RPG型チャンバラ合戦とは?
参加者はロールプレイングゲームの登場人物となり、物語の進行に沿って開催される合戦を勝利しながら、エンディングを目指すという物語型エンターテインメント形式である。
この日の開催のテーマは「トランプ王国と魔法の決戦」
物語の舞台はトランプ王国。優しい王の突然の発表により、スペード、クローバー、ハート、ダイヤの4つの部隊が戦うことになってしまった。参加者はトランプ王国の住人として、いずれかの部隊に所属し、次々に現れる敵と戦っていく、という展開。
ちなみにこの時は、ハロウィンも近かったということもあり、参加者にはコスプレをして参加してもらうように告知しておいた。トランプ王国の住人として参加してもらう以上、やはり普通の服装よりもテンションがあがる。
だが、しかし
今考えれば、この告知の内容が悪かった。
ゼロワンは「コスプレがハードルとなり参加したくても参加を諦めるような人がいるのでは?」と思い、わざとコスプレの制限を緩くしてしまったのだ。
具体的にいうと、募集ページに
「※コスプレは「シール」や「猫耳」など、少しでもOK!」
と記載したのである。
すると、何が起こったのか。
もうおわかりかと思う。
世界観が大崩壊したのだ。
あべのハルカスに自由の翼をなびかせる調査兵団
「え、職場大丈夫か・・・」って思ってしまう白衣の天使(ガチバージョン)
意味不明のゾンビポーズの魔法使い
仲間に入りたそうにこっちを見てる、まじのRPGで出会うやつら
照れすぎて足がありえない角度になってる主催メンバー
あと、出会った途端に胸に押し寄せてくる
狂 気
はい、ということで、もはや戦闘系でもないコスプレもわんさか混じってる、大コスプレ大会になってしまった。
うん、まじユニバーサル。まじダイバーシティ。ビバ多様性。
ちなみに、この日は午前中に子供の部も開催した。
やばい。激かわ、激萌え、激エモ。
笑顔でハシャいでる子供は、何やっても可愛い。
最高です。
さて、本題に戻りますが、事件というのは世界観が崩壊したという話。
だけではない!!
事件はこれだけでは終わらない!!
このRPG型チャンバラ合戦では、通常のチャンバラをより熱く、より楽しくする「魔法カード」というアイテムが配布された。
【魔法カードとは?】
合戦前に、敵前にて大声でカード名を叫ぶことによって武器の強化、もしくは相手へのペナルティを課すことができる魔法のカードである。但し、恥ずかしがって声が小さかった場合は発動しない。
※ちなみに、予想以上に大きい声で味方が「えっ?笑」ってなっても発動はする。
こちらが、その魔法カード。
おぉ、なんかゲームでこんなやついるぞw
ミニスカポリスによる魔法カード発動!!
頼むから自分に回復魔法使ってほしい傷だらけの少女
躊躇いなく相手を弱体化させる伊達政宗
と、それを眺めるバナナ。笑
そして、それによって起こった現象としては、
刀を強制的にボクシンググローブにされ、
「ボクシングはアフロだろ!」という謎の固定観念でズラまでかぶらされたイケメン
戦闘能力が高そう、という理由だけで、刀をしょぼいオモチャの銃に変えられた隊員
絶対に立体起動装置では飛べない巨大なハンマーに刀を変えられた調査兵団
などなど、もう世界観とか言ってることが逆に恥ずかしい事態となってしまった。。。
俊敏なメタルスライム
最後まで武器を弱体化させられ続けて
まともに戦えなかった戦闘員と、それを慰めるミニスカポリス
しかぁあああああああああああああああああしっ!
私のお伝えしたい事件ではこれではない!!
本当に事件はこの後に起こったのだ。
魔法カードが飛び交い、
各部隊の思惑が交錯し、
激しい熱戦が繰り広げられた後、
ついに優勝の部隊が決定した!
キングから、財宝を受け取る優勝部隊
しかし!
実はこの合戦中、各チームには謎の手紙が出回っていたのです。
そこには「キングは実は操られていて、今回の合戦は国の転覆をたくらむ何者かによって仕組まれたものである」と記されていた!!
そして、手紙に書かれた暗号を解くと、キングにかけられた魔法を解く呪文が浮かび上がっていたのです!!
優勝部隊も、もちろんこの呪文を手に入れていたようで、
叫ぶタイミングは、ここしかない!いざっ!!
呪文を唱えると、急にキングが苦しみだし
「わ、私は操られていた・・・」と告白が始まった。
「な、なぜこのようなことを仕掛けたのだ、ジャック!!!!」
そして、ドヤァーって感じで現れる
ジャックとしてフィールドの審判をしていた運営スタッフたち
そうです、今回のトランプ王国の決戦は、いつまでたっても王の座を譲らないキングへのジャックによる謀反だったのだ!
「フハハハハ、ばれてしまっては仕方がない!!今度はここにいる全員を倒し、武力でこの国を乗っ取ってやるわ!!」
こうして始まった、最終決戦。
優勝部隊から順にジャックたちに挑み、どこか1部隊でも勝利できれば、トランプ王国の平和は守られます。
まず、一戦目
優勝チームとはいえ、既に5~6戦は戦って、体力は限界。ヘトヘトのはず・・・
優勝部隊ガチ強で、ジャックフルボッコ
まさかまさかの、ジャックが即負けるという事件が発生して、この日のチャンバラは終了となってしまった。。。
こうしてトランプ王国は、世界観を大崩壊させながらも平和が守られ、
参加者からも「よくわからないイベントだったけど超楽しかった」と最大限の賛辞をいただけ、無事に(?)イベントは終了した。
このように、チャンバラはこれまで様々な挑戦をしている分、実は法に触れない範囲でしれっと事件をいっぱい起こしている。
大阪人として、これをツッコまずに闇に葬り去るのは、絶対にいけない!
ツッコマナイ!ダメゼッタイ!(゚д゚)!
我々は、今後も活動を続けていく。
読者の皆さんも、是非何かあったら私までご通報いただきたい。
では、また。
【おまけ】
冷静に見たらスタッフでさえ世界観保ててなかった、、、
魔法が解けた王様と参加者たち
なんやかんやで超楽しかった!
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