世界一周と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか? まだ見たことのない景色、聞いたことの無い言語での会話、嗅いだことの無い匂い。想像するだけで、ドキドキ、ワクワクが止まらなくなりませんか?
一歩、世界に飛び出すと、日々感じている「当たり前」の概念が覆されることが多々あります。 今回は、世界中を旅してまわってきた伊東の女こと綾子が最も印象深かった珍百景5選を紹介していきたいと思います
目次
お勧めスポットを紹介する前に
世界一周旅行って壮大な計画とか、いろんな知識が必要だと思っていませんか? そんなことは全くありません! 勿論、準備は大切ですが、そもそも世界一周旅行の概念として、行きと帰りの経路が地球を一周していればいいのです。
なので、難しく考えずに行ってみたい国、見たい遺産を繋ぎ合わせてみると、案外簡単に世界一周のルートって完成しちゃいます。ね?なんだか、そんな難しく無さそうに思えてきません?
私が初めて世界一周旅行に行こうと思ったきっかけも、世界遺産のマチュピチュとピラミッドが見てみたい! 民族衣装を着た人々を見てみたい!! 実はこんな単純なことからでした。
天空の城マチュピチュ!! の前にいる変なおばさん
最初の国は、いまだに強盗や盗難が多発していて、治安はあまり良くないペルー。標高が高い国なので、降り立った瞬間に高山病になる人もいるんだとか。そんなペルーで絶対に行っておきたいものといえば、天空の城とも呼ばれるマチュピチュ。
野生のリャマが遺跡の中に野放しにされている時点で日本ではありえない光景ですが、それより驚いたのが、可愛らしい民族衣装を着た現地のおばさんがマチュピチュの中でポツンと立っていたことでした。
南米らしいカラフルな色使いの素敵な民族衣装は、一見深い歴史を持つマチュピチュと相反しているのですが、その不自然な掛け合わせがうまくマッチしていて、とても印象深いワンシーンでした。
しかし、よく見ればすごく惜しい所が一カ所だけあって、その人が履いているのが、なんと便所サンダル!
ちなみに、この人と写真を撮ると「お金をよこせ! 」とせがまれますのでお気を付け下さい。
官能溢れる都(みやこ) オランダ
オランダといえば、チューリップや風車を思い浮かべるかと思います。ただ、アムステルダムの町を歩くと、そこは想像とはかけ離れた異様な雰囲気があります。
コーヒーショップと看板は出ていますが、実はマリファナ専門店が立ち並んでおり、マリファナでラリッた人々が買い求めるハンバーガーの自動販売機も併設されています。
それなのに普通に買い物ができるお店も沢山並んでいるという日本では絶対に見れない光景がそこには広がっていました。
※オランダではマリファナが国家から認定されています。日本では犯罪です。
夜になると、窓が赤やピンクに光り、ガラス張りのドアの向こうでほぼ裸の女性が踊り、男性とヒソヒソと交渉をしている光景を目にします。
俗にいう、レッドライトディストリクト(赤線地帯)。まさしく官能の都(みやこ)。それが私が見たオランダの日常的な風景でした。
エジプトのピラミッドの中は〇〇の臭い!?
エジプトといえば、ピラミッドにスフィンクスに砂漠。
その一つ、スフィンクスが、見つめる先には、、、ケンタッキー。
ピラミッドの中に入るとコウモリのオシッコのせいでアンモニア臭が半端ない&高温多湿地のため、ジメジメシトシト…。
ちなみに、ピラミッドの入り口には見張りのおじさんが待ち構えています。
こんなとこに葬られているクフ王が可愛そう。数千年先を見越して、計画されたエジプトの民の嫌がらせとしか思えないです。
世界一おいしいサンドイッチがある国トルコ
中東とヨーロッパの文化が入り混じる国トルコ。一歩街を歩きだすと、親日家のトルコ人たちが片言の日本語でたくさん話しかけてくれます。
「カワイイネ~!」「ニホンジン!?」「オチャスル!?」
お土産物屋さんの店員さんなんて、普通に日本語で会話が出来る人もいるくらい。
トルコでは1日5回聖地メッカにお祈りする習慣があります。お祈りの時間になると、放送が流れてくるのですが、その放送を一切無視して日本語で接客してくるトルコ人。敬謙なイスラム教徒にも関わらず、商売っ気が強いトルコの商売人達…なんとも異様な空間でした。
そして、もっと驚きなのは、トルコ人が愛してやまないお魚があります! それは、なんと私たち日本人にもなじみの深いサバでした!!トルコではサバが大量に釣れるらしく、橋の上でも下でも大勢の人が糸を垂らして、釣りに励んでいるのです。
そして、世界で一番おいしいと言われているトルコのパンに挟んでレモンをさっと絞ってあっという間に完成するサバサンド。これが本当に絶品なんです。
トルコと言えばケパブというイメージが強いですが、私的には一番オススメのトルコ料理です!
聖地とパーティーピーポーが入り乱れる街「カンボジア」
東南アジアなのに、共通通貨は米ドル。国の情勢が不安定だから、自国の通貨よりも、共通通貨の米ドルが当たり前のように使われています。カンボジアの世界遺産といえば、アンコールワット。
そのアンコールワットがある街シェムリアップは昼の顔と夜の顔が豹変するんです。クラブストリートが立ち並び、夜になると路上1ドルフットマッサージ屋さんがところ狭しと立ち並んでいます。ネオンがギラギラ輝く○○通りはクラブミュージックが爆音で流れていて、観光客でごったがえしています。
幻想的な朝日が昇るアンコールワットとは裏腹に、夜はパーティーピーポーの集いとなり、私の想像していたカンボジアとは乖離がありましたね!
世界を旅して学んだこと
旅に出る前に思い描いていた世界を、実際に自分の目で見たり感じたりすることで、良い意味でも、悪い意味でも裏切られたというのが素直な感想です。世界一周旅行を経て、改めて、日々感じている当たり前の概念が根本から覆され、新しい価値観や行かなければ分からない町の臭いとか、景色をたくさん経験することもできました。
これこそが、世界一周旅行の醍醐味だったんだなと感じています。
そんな旅の中で深く感じたことがありました。
それは、世界の人々と一言会話を始めれば自分の国の宗教のことだったり、文化についてだったり、逆に質問されると日本はどんな国? どんな文化なの? と、目を輝かせて質問されることでした!
そこで初めて、私は世界一周旅行に出かける前にとっても大切な準備を忘れていたことに気が付いたんです。その準備っていうのが、自分自身の国のことをもっと知る事。語れることだと。
だからこそ、次に世界に旅立つまでに、世界の人に胸を張って語れるものって何かな? と、ずーっと考えていたんです。そんな時に、出会ったのがチャンバラ合戦–戦IKUSA-でした!
日本の侍文化を継承したチャンバラ遊び。ルールもシンプルで小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんが一緒になって笑顔になれる。国も、国籍も、言葉の壁も越えて、世界中に人たちが、日本独自の文化を手軽に体験できる。そんなワクワクする素敵なコンテンツに出会ってしまったのです。
それこそ、マチュピチュ、ピラミッド、アンコールワットでチャンバラできるって想像しただけでワクワクが止まりません。まだまだ、旅行に関する話はいくらでも語れますので、是非、合戦場に遊びにきてみてくださいね~☆