こんにちは!
この度なんと、刀ではなく銃を用いた新たなコンテンツが完成いたしましたので、ご報告させていただきます。
その名は……
「サバ研」!!かっこいい〜!!
こちらは、サバイバルゲームを研修に取り入れた新しい研修コンテンツ。ただサバイバルゲームをするだけでなく、独自ルールを加えることで、今話題の「OODAループ」を学ぶことができるのです!
ここからはサバ研について隅々まで解説していきます。みなさま、どうぞお付き合いくださいませ〜!
- 目次 -
サバイバルゲームって?
サバイバルゲームとは、エアソフトガンとBB弾を用いた銃撃戦を行う、日本生まれのゲームです。2チームに分かれて勝敗を決めるこちらのゲームは、厳格なルールがあり、スタッフの進行に従えば誰でも安全に楽しめます。
サバイバルゲームはそのクオリティの高さから、すでに完成されたアクティビティとして日本全国に多くのファンを持っています。チーム戦のためチームビルディングを行うのにもぴったりで
、社内イベントとして導入する企業も。しかし、サバイバルゲームをそのまま「研修」として利用するとなると、一般的なルールでは物足りなさを感じる部分も。
そもそも研修ではなく娯楽としてのアクティビティである、サバイバルゲーム。研修として行うには、以下の要素が懸念点となっていました。
<サバイバルゲームが研修に昇華できない理由>
- 未経験者にはルールが分かりにくい
- 失明や怪我などのリスクがある
- どのような学びに着地するのかが分かりづらい
「サバイバルゲームを研修に生かしたい」というニーズはあるものの、上記のような課題を解決するのが難しく、受け皿がありませんでした。
そこで!!!
私たちは、1年以上の年月をかけ、新しいチームビルディング研修「サバ研」を完成させました!
この研修で学べるのが、世界最速のフレームワークとも言われる「OODA ループ」。まだあまり馴染みのない方も多いと思われますので、まずはサバ研の根幹となるOODA ループについて解説してまいります!
OODAループ(ウーダループ)とはなんぞや
OODAループは、元アメリカ空軍パイロットのジョン・ボイド大佐が提唱した、戦いで勝つための理論です。彼はどんな不利な状況でも40秒あれば敵を倒せるという敏腕パイロット。まさに現代の宮本武蔵!
ジョン・ボイドが提唱したOODA ループは、勝利までの意思決定プロセスを4段階に分けて理論化したものです。日本語訳は様々ですが、弊社では以下のように定義づけています。
O: Observe(かんさつ)
O: Orient(わかる)
D: Decide(きめる)
A: Act(うごく)
OODAループは、以上の「かんさつ」「わかる」「きめる」「うごく」の4つのプロセスを繰り返すことで叶う、迅速な意思決定や行動を指します。
それぞれの過程を簡単にご説明します。
O: Observe(かんさつ)
ただ「見る」のではなく「観る」。状況をデータ的に把握する作業です。
O: Orient(わかる)
このプロセスは、OODA LOOPで最も大切な段階ともいわれます。この段階では、得た情報や自らの経験、文化などを活用し、方向性や「世界観」を構築します。ここでいう世界観とは、夢・ビジョンや行動指針を指します。
D: Decide(きめる)
次にとるべき行動を判断します。状況や自らの世界観に照らし合わせ、次の行動を決めていきます。
A: Act(うごく)
きめた事項をやり遂げます。ここで大事なのは作業ではなく意志力です。
LOOP(繰り返す)
OODAの流れを高速で回し続けることで、より正しい世界観が構築されていきます。どんどん世界観を更新し最適な判断を繰り返すOODAループは、圧倒的なスピード感が特徴といえます。意思決定のスピードではPDCAを上回るとも言われる、世界最速のフレームワークです。
OODAループでキーワードとなるのが「直観(Intuition)」です。なんとなく決める「直感(Inspiration)」ではなく、世界観に基づいて瞬時に判断する「直観」を身につけることで、「この場合はこのような行動をとればよい」というパターンマッチングできるようになり、素早い判断が可能となります。
自分の持つ世界観が多ければ多いほど、あらゆる状況に対し素早い対応できるので、多様な経験を積み世界観を新しく構築していくこと、また、既存の世界観をより良いものに塗り替えていくことが大切です。
新しい研修「サバ研」とは?
OODAループは戦争に勝つための理論から生まれたフレームワーク。ならば、それを学ぶために最も有効なシチュエーションは、緊迫した戦闘状態ではないでしょうか。
そこで私たちが生み出したのが、非日常的な緊迫感を得られる、サバイバルゲームを活用した研修「サバ研」なのです!サバ研では、OODA ループの特徴であるスピード感を持った意思決定・行動を体感できます。
先ほどもお話しした通り、通常のサバゲーだけではなかなか「研修」まで昇華させることができません。そこで私たちは、より効果的にOODAループを学べるような独自ルールつくりました。
サバ研の独自ルール
【勝利条件】
5~6人が1つのチームとなり、戦場のチェックポイントを回り、リアルタイムでミッションをクリア、その合計ポイントを競います。
また、各チーム内にはそれぞれの役割を設け、個性を組織に活かすのも同時に考えながら進めてもらう仕組みとなっています。ここで役割の一例をご紹介。
サバ研での役割
リーダー:主にチームの意思決定を担うポジション。OODAの中のD:Deciedの機能を一手に担っていただきます。
通信兵:次のチェックポイントを受信する役割
衛生兵:倒された味方を復活させることが可能
シールド兵:前面に立ち敵の攻撃を防ぐことが可能
偵察兵:迷彩服(ギリースーツ)を着て、偵察することが可能
サバ研では、いつ敵にやられるかわからないという緊迫感の中でOODAループを実際に利用しながら勝利の方程式を体感いただくことができます。
ゲームなのでもちろん勝ち負けも大切ですが、勝利までの迅速な判断プロセスを学ぶ点に、この研修の意義があります。
サバ研のスケジュール
サバ研の流れは以下のようになっております。
本研修は、サバイバルゲームが初めての方でも楽しめるよう、まずは初心者講習で銃の扱いや安全管理、戦闘方法などの基礎を身につけていただきます。
その後、OODA LOOPの座学、実践という流れで研修を進めていきます。
また、戦闘は3回行いますがその間にはあえてミーティングではなくブリーフィングという形で短い時間のすり合わせ時間を設けています。このブリーフィングではOODAの各項目の認識合わせを行っていただきます。
例えば、O:observe(かんさつ)では
- 見るべきところは敵の人数だけでいいのか?
- どういったところに隠れているのか?
- 敵チームのポイントはどれくらいなのか?
などより重要な情報を「かんさつ」するという摺合せを行います。
このように小まめなブリーフィングを設けることでチームの軌道を修正することが可能(つまりOODA LOOPさせる)となっています。
更に、終了後に各チームでの振り返り、この日の学びを業務にどのように活かすかなどを具体的にアウトプットいただいて、研修は終了となります。
サバ研で学べる3つの要素
迅速な意思決定
サバ研では、戦闘中はもちろんのこと、ルート選択や退却のタイミンング、奇襲などの戦略立てといった、連続的な意思決定が必要となります。
短時間でこれだけ多くの判断を下さなければならないため、情報を集約し瞬時に次の行動を決める力が身につきます。
臨機応変な対応
役割の違うメンバーが集まり1つのチームとして行動するため、全員が自分の役割を理解し全力を尽くすことがチームの勝利につながります。
一人一人が自らの頭で物事を考え、状況に応じた臨機応変な行動をとっていく力、サバ研で自然と身につきます。
現代のリーダー像を学ぶ
どんなチームにも必ずリーダーがいて、最終的な判断はリーダーに委ねられます。一瞬の油断でチームが壊滅するという特殊な状況を体験できるサバ研では、チームを勝利に導くためのリーダー像が学べます。
サバ研が安心の理由
防護グッズの貸し出し
サバイバルゲームに必要な防護グッズ(マスク・迷彩服)をお貸しいたします。また、オプションとして軍手、帽子、ネックスカーフ(首回りの防御)などの追加グッズもレンタル可能です。
保険完備
サバ研では万が一の怪我や事故に備え、別途保険をご用意しております。弊社でご用意する保険の補償内容は以下の通りです。
・対人賠償:2億円(1事故当たり限度:5億円)
・治療費保障:50万円(1事故辺り限度:1,000万)
※弊社はグッド保険サービスと提携しております
初心者講習完備
サバイバルゲームが初めての方でも安心して取り組めるよう、プロのスタッフがエアガンの取り扱いや射撃方法などを指導させていただきます。
チームビルディングに強いIKUSAが独自開発
サバ研は、チームビルディングイベントを年間250以上実施する株式会社IKUSAが完成させた独自の研修プログラムです。
弊社は、「遊び」を活用したビジネスソリューションを行なっています。楽しみながら学べる体験型のサービスをこれからも発信して参りますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください!
その他の研修サービス
IKUSAでは、サバ研以外にも以下のような研修を行なっています。
体験型合戦研修IKUSA
弊社の代表コンテンツ「チャンバラ合戦」と座学を組み合わせ、お客様のご要望に合わせた研修をトータルコーディネート。少数から1000人以上が同時参加できるアクティビティ研修として多くの企業に導入いただいています。老若男女国籍を問わない新しい研修として、内定者研修をはじめとした新人研修からPDCA研修、チームビルディングなどまで幅広くお手伝いしています。
↓体験型合戦研修IKUSAの開催事例はこちら
ダンボール城でチャンバラ合戦!トレンダーズ様の事例紹介&インタビュー
それではまた、次の戦さ場でお会いいたしましょう!