【2025】関西の戦国イベント10選!豊臣秀吉や織田信長ゆかりの地で歴史と観光を楽しむ!

2025.07.22

関西には、戦国時代の英雄・豊臣秀吉や織田信長ゆかりの地が数多く残されています。天下統一を目指した武将たちをテーマにした祭りやイベント各地で開催されているため、歴史ファンはもちろん家族連れや友人同士で訪れてみてはいかがでしょうか。

記事では、2025年に関西で開催される戦国イベントを【これから開催】【過去開催済】にわけて紹介します。

※2025年7月時点での情報です

【これから開催】2025年関西の戦国イベント3選

ここでは、2025年に関西でこれから開催予定の戦国イベント3選を紹介します。

※2025年7月時点での情報です

1.【大阪】大阪・お城フェス2025

「大阪・お城フェス2025」は、大阪駅・梅田駅北側の再開発エリア「グランフロント大阪」で開催されるイベントです。全国各地の城郭の魅力に迫る内容で、2025年は4回目の開催となります。

イベントの目玉は、城に関するフォーラム・セミナーです。

催し

内容

8月9日(土)13:00~14:30

フォーラム①「三好・松永の城」

「戦国最初の天下人」と言われる三好長慶の城と、長慶の死後、畿内で勢力を振るった長慶の重臣・松永久秀の城をとりあげます。城の構造や特徴、彼らの権力の持つ特質、室町幕府との関係、織田信長政権との関係などについても考えます。

出演者:中西裕樹(京都先端科学大学全学共通教育機構特任准教授)、天野忠幸(天理大学人文学部歴史文化学科教授)、李聖子(大東市産業・文化部生涯学習課)

進行:北川央(九度山・真田ミュージアム名誉館長)

チケット:1,000円

8月10日(日)15:00~16:30

フォーラム②「秀吉の城」

本能寺の変の後、豊臣秀吉が築いた妙顕寺城・山崎城・大坂城・聚楽第・伏見城・京都新城をとりあげ、それぞれの城郭が築かれた意味や構造上の特徴、信長の城との比較、城下町などについて考えます。

出演者:千田嘉博(名古屋市立大学高等教育院教授/奈良大学特別教授)、福島克彦(大山崎町歴史資料館館長)、中西裕樹(京都先端科学大学全学共通教育機構特任准教授)

進行:北川央(九度山・真田ミュージアム名誉館長)

チケット:1,000円

8月10日(日)11:30~13:00

セミナー「天主誕生」

織田信長が築いた安土城は、日本で初めて天主が設けられたとされています。しかしその前にも天主はつくられていました。この講演では、成立期の天主についてや安土城天主の位置づけ、鯱瓦の創造、大坂城天守への変化などを軸に、天主誕生の謎を読み解きます。

出演者:千田嘉博(名古屋市立大学高等教育院教授/奈良大学特別教授)

チケット:1,000円

他にも各地のお城PRブースの出展、お城クイズラリー、プラモデルなどのお城グッズ販売などが行われる予定です。

入場料は、当日券が大人1,600円、中高生が1,000円。前売券が大人1,400円、中高生800円。小学生以下は無料となっています。

イベント概要

  • イベント名:大阪・お城フェス2025
  • 開催地:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館B2 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
  • 開催予定日:2025年8月9日(土)〜10日(日)

 

参照:第四回 大阪・お城フェス2025 | テレビ大阪

2.【大阪】大阪城天守閣 特別展 「天下一統~大阪城天守閣名品選~」

天下一統~大阪城天守閣名品選~」は、大阪城天守閣の展示室で行われる特別展です。大阪城は豊臣秀吉によって築城され、現在の天守は1931年に再建されました。

特別展では、豊臣秀吉が成し遂げた天下統一をテーマに、大阪城天守閣が所蔵する約1万点のコレクションから、厳選された名品が並びます。目玉は重要文化財である「大坂夏の陣図屏風」です。戦国の争乱の時代から大阪城の落城まで、数々の歴史的資料によって激動の歴史を感じられるでしょう。

入館料は大人1,200円、大学生・高校生600円(要証明)で、中学生以下・大阪市在住65歳以上の方(要証明)・障がい者手帳を持参した方は無料となります。

イベント概要

  • イベント名:大阪城天守閣 特別展 「天下一統~大阪城天守閣名品選~」
  • 開催地:大阪府大阪市中央区大阪城1-1 大阪城天守閣3・4階展示室
  • 開催予定日:2025年8月9日(土)~10月13日(月・祝)

 

参照:特別展 天下一統~大阪城天守閣名品選~|大阪城天守閣

3.【兵庫】丹波かいばら織田まつり

「丹波かいばら織田まつり」は、兵庫県丹波市柏原町で毎年開催されてい祭りです。柏原藩は、織田信長の弟・信包によって立藩されました。また柏原には織田信長を祀る建勲神社があり、明治13年に織田家の宝物展と武者行列が行われるようになりました。

祭りでは、盛大な武者行列が行われ、織田信包や茶々・初・江の浅井三姉妹から、足軽・雑兵、大人・子どもの武者役まで、約100名が参加します織田家の末裔である第18代目・織田信孝氏も参加しています

また、同時開催される「うまいもんフェスタ」では、丹波黒大豆枝豆や丹波栗、地元の人気飲食店など、丹波ならではのグルメを満喫できる屋台が並びます

イベント概要

  • イベント名:丹波かいばら織田まつり
  • 開催地:兵庫県丹波市柏原町柏原683 柏原陣屋跡 他
  • 開催予定日:2025年10月19日(日)

 

参照:丹波かいばら織田まつり – Home

【過去開催済】2025年関西の戦国イベント7選

ここでは、2025年に関西で開催済みの戦国イベント7選を紹介します。

※2025年7月時点での情報です

4.【大阪】道明寺合戦まつり2025

「道明寺合戦まつり2025」は、大阪府藤井寺市で開催された祭りです。会場となる「道明寺」は、豊臣家と江戸幕府が戦った「大坂の夏の陣」の1つ「道明寺の戦い」が繰り広げられた場所です。大阪城の堀が埋められてしまったため、豊臣方は城を出て戦いました。この祭りは、道明寺の戦いから410周年を迎えることを記念して開催されました。

祭りの目玉は、甲冑姿の武者が練り歩く「道明寺武者行列」です。戦いで活躍した真田信繁(幸村)や伊達政宗の姿をした武者が参加しました

他には、忍者体験ブースや「大坂夏の陣・道明寺合戦ゆかりの武将スタンプラリー」、武将なりきりコーナーが展開されました。

イベント概要

  • イベント名:道明寺合戦まつり2025
  • 開催地:大阪府藤井寺市道明寺1-16-40 道明寺天満宮 特設会場
  • 前回の開催日:2025年5月4日(日・祝)

 

参照:道明寺合戦まつり2025/藤井寺市

5.【京都】福知山お城まつり

「福知山お城まつり」は、京都府福知山市で毎年開催されている春の祭りです。福知山城は、織田信長の命により「中国攻め」を行った明智光秀が、丹波国を平定して築城した城です。

祭りのメインイベントである「光秀行列」では、光秀や共侍が城下を練り歩き、自衛隊員扮する「福知山自衛隊毛槍保存会」が演技を披露しますまた、「福知山おどりパレード」では地元の盆踊り・福知山おどりを皆で踊ります。

ステージでは、影山ヒロノブさんによるアニソンライブや戦隊ショー、丹波亀山鉄砲隊や京都・長岡京おもてなし武将隊つつじのパフォーマンスも披露されます。さらに「食の祭典」として地元の食が大集合し、福知山の味覚を堪能できます。

イベント概要

  • イベント名:福知山お城まつり
  • 開催地:京都府福知山市字内記5 福知山城 他
  • 前回の開催日:2025年4月5日(土)・6日(日)

 

参照:福知山商工会議所【公式サイト】福知山お城まつり

6.【京都】醍醐寺「豊太閤花見行列」

「豊太閤花見行列」は、京都市伏見区の醍醐寺で実施されている行事です。醍醐寺は、平安時代から桜の名所として知られ、豊臣秀吉はここで豪華絢爛な宴を催しました。この故事にちなみ、毎年花見行列が開催されています。

当日は、秀吉や北政所淀殿らに扮した行列が、境内を練り歩きます醍醐寺では約700本の桜が咲き誇り、枝垂れ桜やソメイヨシノの共演は絵巻物のようです。金堂前特設舞台では舞楽が披露され、桃山文化を体感できます

観覧については、一部無料エリアもありますが、より間近で鑑賞したい人は3,000円の特別観覧席がおすすめです。別途拝観料1,500円が必要となります。

イベント概要

  • イベント名:醍醐寺「豊太閤花見行列」
  • 開催地:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 醍醐寺
  • 前回の開催日:2025年4月13日(日)

 

参照:豊太閤花見行列|年中行事|世界遺産 京都 醍醐寺

7.【京都】寺町・阿弥陀寺「信長忌」

「信長忌」は、京都市上京区の「阿弥陀寺」で行われている行事です。本能寺の変が起きた6月2日に毎年開催されています。同寺は、織田家の京都での菩提寺として信長が整備した寺で、本能寺の変の後、信長の遺骸はここで供養・埋葬されたと伝えられています。

「信長忌」の当日は、普段非公開の本堂が特別に公開されます。信長・信忠父子の木像や、本能寺で信長が使用したと伝わる槍先、明智光秀・豊臣秀吉の書状など、貴重な品々を拝観できますまた、10時から追善法要・塔婆回向が行われます。

特別拝観は予約が必要で特別拝観冥加料が3,500円となります。一般拝観は予約不要、一般拝観冥加料が1,500円となります

イベント概要

  • イベント名:寺町・阿弥陀寺「信長忌」
  • 開催地:京都府京都市上京区寺町今出川上ル鶴山町14 蓮臺山 そう見院 阿弥陀寺
  • 前回の開催日:2025年6月2日(月)

 

参照:信長忌【寺町・阿弥陀寺】|【京都市公式】京都観光Navi

8.【滋賀】近江八幡左義長まつり

近江八幡左義長まつり」は、滋賀県近江八幡市で開催されている祭りです。毎年3月、日牟禮八幡宮に奉納されます。

左義長祭は、もともと安土城下で開催されており、織田信長も華美な衣装で参加したと記録されています。信長亡き後、豊臣秀次が八幡山に城を築き、城下町には安土の民が移住しました。彼らにより、この地でも左義長が行われるようになりました。

2日にかけて行われ1日目は大松明にその年の干支にちなんだ飾りをつけた6mにも及ぶ左義長が10数、町を勇壮に練り歩きますこれらは豆や昆布、スルメなど食材を用いて、2〜3ヶ月かけて制作されます。2日目には「ケンカ」と呼ばれる左義長同士の激突があり、夜には火除け・厄除けの願いをこめて奉火を行います。

イベント概要

  • イベント名:近江八幡左義長まつり
  • 開催地:滋賀県近江八幡市宮内町257 日牟禮八幡宮
  • 前回の開催日:2025年3月15日(土)・16日(日)

 

参照:HOME | 近江八幡左義長まつり

9.【滋賀】小谷城戦国まつり

「小谷城戦国まつり」は、滋賀県長浜市開催されてい祭りです。舞台となる小谷城は、浅井長政と織田信長の妹・お市の方の夫婦が居城とした城で、茶々・初・江の浅井三姉妹のふるさとです。信長による浅井氏攻めで落城した後、城は豊臣秀吉に与えられましたが、その後秀吉は長浜城へ移りました。小谷城は廃城となり、現在は城跡が国の史跡となっています

祭りの見どころは、手作り甲冑をまとった武者行列、戦国武士が城下町を練り歩きます。地元の園児による和太鼓や国友鉄砲隊による火縄銃演舞、小学生の神輿披露など多彩なステージも見どころです。模擬店やミニSLなどあり、家族連れも楽しめます

イベント概要

  • イベント名:小谷城戦国まつり
  • 開催地:滋賀県長浜市小谷郡上町139 小谷城戦国歴史資料館前広場
  • 前回の開催日:2024年10月6日(日)

 

参照:小谷城戦国まつり | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト

10.【滋賀】甲賀流忍者大祭

「甲賀流忍者大祭」は、滋賀県甲賀市で開催されている祭りです。甲賀流は、三重県の伊賀流と並びもっとも有名な忍術の一派です。織田信長は甲賀流の制圧を試み、傘下に置くことに成功しました。また徳川家康は、本能寺の変の後の「伊賀越」の際に、甲賀流・伊賀流の忍者のサポートにより三河へ帰還し、それ以降彼らを厚く取り立てるようになったとされています。

祭りの目玉は「忍者逃走中」で、忍者に扮したハンターから参加者が逃げ切る競技です。参加対象者は小学生で、小学1・2年生、小学3・4年生、小学5・6年生の3つの部が同時に開催されます

にもスナッグゴルフや水口岡山城バルーン、ミニトレインやキッチンカーマルシェなどさまざま催しを楽しめます

イベント概要

  • イベント名:甲賀流忍者大祭
  • 開催地:滋賀県甲賀市土山町北土山414-2 土山グラウンド及び周辺施設
  • 前回の開催日:2024年10月20日(日)

 

参照:甲賀流忍者大祭 | 甲賀市が誇る日本遺産「忍者」をテーマとした忍者総合イベント

まとめ

関西には、豊臣秀吉や織田信長など、戦国武将にゆかりのある地が多く残されています。戦国時代から脈々と受け継がれてきた伝統的な祭りや、歴史に新たな解釈を加えるフォーラムなど、さまざまなイベントが開催されています。

この記事を参考に、関西の戦国イベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。

よく読まれてる記事
ページTOPへ