「チャンバラ合戦」開催してみた!企画意図や準備・当日の流れを解説

2025.05.09

大好きな『チャンバラ合戦』を自分でも開催したい!

筆者はとあるイベントで「チャンバラ合戦」に出会い、その魅力に惚れ込んだ結果、自社の懇親会でチャンバラ合戦を実施しましたそこで、チャンバラ合戦を主催してみた体験をこの記事にまとめました。筆者のように、チャンバラ合戦を自分でも開催したいという方の参考になれば幸いです。

本記事では、チャンバラ合戦についてや、準備から当日までの手順、チャンバラ合戦を開催してみた感想と今度の展望、チャンバラ合戦の実施事例3選、参加者向けの準備物と当日の心構えについて紹介します。

チャンバラ合戦とは

「チャンバラ合戦」とは、スポンジ製の刀で、相手が腕につけた「命(いのち)」と呼ばれるボールを落として戦うアクティビティです。株式会社IKUSAが提供しています。

体力や運動神経に大きく左右されず、小さなお子様からシニア層まで幅広く参加できるのが特徴です。複数のチーム(軍)に分かれて戦うため、戦略性やチームワークも問われます

企業研修や地域の祭り、商業施設のイベントなどさまざまな場面で活用されています。

「チャンバラ合戦」の流れ

1.開幕(オープニング)

参加者は各軍に分かれます。

2.戦ノ掟説明(ルール説明)

イベントの進行を行う「合戦MC」と、各軍を率いる「軍師」が、実演を交えてルールを説明します。

3.軍議(作戦タイム)

各軍は、軍師とともに作戦を立てます。合戦と軍議を繰り返すことで、軍のメンバー同士に一体感が生まれます。

4.開戦!

「戦、開始!」の合図のもと、いざ開戦です。当たっても痛くない安全なスポンジ製の刀で、世界一平和な合戦を繰り広げます。

5.勝敗発表&写真撮影

全員で刀を持って記念撮影をします。合戦MCの指示に従ってポーズをとりましょう。

「チャンバラ合戦」を開催した理由

筆者は、幹事を務めた自社の懇親会で「チャンバラ合戦」を開催しました。以下は、チャンバラ合戦を実施したいと思った理由です。

ルールがわかりやすく誰でも楽しめる

チャンバラ合戦は、ルールがシンプルなため、気軽に参加できます。また年齢や性別、運動能力に大きく左右されずに、誰でも活躍できる可能性があるため、初心者でも楽しめますスポンジ製の刀を使うため、安全性が高い点も魅力です。

チームワークやコミュニケーション促進できる

チーム戦で協力しながら戦うため、自然と会話が弾み、部署や役職を超えた交流ができますともに戦ううちに一体感が生まれ、その後の仕事にもいい影響を与えてくれるでしょう。

非日常体験でリフレッシュできる

まるで戦国武将になったような気持ちで、思い切り体を動かすことができます非日常的なアクティビティを通じて、ストレス発散や気分転換ができます

チャンバラ合戦」を準備・開催する手順

ここからは、「チャンバラ合戦」を準備・開催する手順を解説します。

1.「チャンバラ合戦」を実施する目的と対象者を明確にする

まずは「チャンバラ合戦」を実施する目的を設定します。最初に目的を明確にすると、企画途中でずれが生じづらくなり効率的です。また目的が明確になれば、イベントの対象者も決まります。

イベントの目的例と対象者

  • 企業の内定者向け研修:【対象】内定者
  • 商業施設での集客イベント:【対象】お子様を連れたファミリー層
  • 地域のお祭りでのアクティビティ:【対象】小中学生
  • 学校の「卒業生を送る会」の余興:【対象】卒業生・在校生

2.株式会社IKUSAに問い合わせをする

株式会社IKUSAの問い合わせフォームから、「チャンバラ合戦」を実施したいと連絡します。担当者から返信が来るため、イベントの目的や参加者の規模などを共有し、開催のイメージをすりあわせます。

予算や日程、会場を決定してから問い合わせをしても問題ありませんが、早めに連絡をした方がスムーズでしょう

⇒「チャンバラ合戦」の問い合わせをする

3.予算を決める

イベントの予算を決めます。必要となる費用は以下の通りです。

自前で準備する必要があるもの

  • 会場使用料 ※会場の選び方については後述します。
  • IKUSAへの委託料
  • イベント保険料:参加者の怪我や持ち物の破損に備えた保険
  • 人件費(運営スタッフはIKUSAから派遣してもらえますが、自分たちでスタッフを準備する場合)

 

IKUSA側で準備してもらえるもの

  • スポンジ製の刀
  • 命(カラーボール)とそれを腕に巻くバンド
  • 運営スタッフ(合戦MC、軍師、受付など)
  • 救急セット
  • 音響機材(マイクやスピーカー)
  • 装飾・演出費(のぼり旗や軍別のビブスなど)

 

ほとんどをIKUSA側で用意してくれますが、自前で準備が必要なものもあります。IKUSAの担当者と綿密にすりあわせをして、予算を組み立てましょう

また、参加者から参加費用を集金するか、するなら一人何円にするかも決めます。

4.日程と会場を決める

次にイベントの日時を決めます。対象者が参加しやすい日程に設定しましょう。また、会場の予約も進めます。運動場体育館、イベントホールなど広く安全な場所が望ましいです。

天候を考慮すると屋根がある場所の方が安心です。屋外で実施する場合は、悪天候時に延期をするのか、別の場所で実施するのかなど、対応方法を考えておきましょう許可申請が必要な場合は事前に確認・取得します。

5.合戦内容を決める

続いて、合戦の内容を決めます。基本的な合戦は以下の3通りです。時間や目的に応じてどの戦を何回実施するか決めます。自分たちならではのストーリーや、オリジナルのルールを取り入れることもできるため、希望があればIKUSAの担当者に相談してみましょう。

  • 全滅戦(相手軍の全員を倒すか、時間内に多く倒した軍の勝利)
  • 大将戦(相手軍の大将を倒した軍が勝利)
  • 最強の侍決定戦(軍に関係なく個人No.1を決める個人戦)

6.「チャンバラ合戦」について告知し参加者募集する

ここまで決まったら、「チャンバラ合戦」の実施について告知をします。

自社のWebサイトやSNS、地域イベント用の情報サイトを活用しましょう。ポスターチラシを制作し、掲示・配布をする場合もあります。イベント内容や参加対象者にあわせて、有効な手段を選びましょう。

IKUSA側でも告知を行いますが、集客を成功させるためには任せきりにせず、自分たちでも広報をしましょう

「チャンバラ合戦」の告知に必要な情報

  • 日時、受付開始時間
  • 場所
  • 対象者、定員数
  • 予約方法(当日飛び込み参加可能かどうかも記載)
  • 参加費
  • 当日の持ち物
  • 注意事項

7.当日の準備をする

当日の台本や運営マニュアルはIKUSA側で作成してくれます。自分たちで準備するものについて、抜け漏れがないかチェックしましょう。自前でスタッフを手配する場合は、台本・運営マニュアルを事前に共有し、当日の流れを確認しておきます。

8.「チャンバラ合戦」を開催する

いよいよ当日です。会場設営受付、イベントの運営や盛り上げは、基本的にIKUSAのスタッフにお任せできます。もし余裕があれば、自分たちもチャンバラ合戦に参加し、その楽しさを満喫しましょう。

参加者の怪我や揉め事などのトラブルが起きた場合は、IKUSA側で一時対応をしてくれますが、自分たちも対応・判断する必要があるかもしれません。トラブル時の担当を決めておき、冷静に対処できるように準備しましょう

写真撮影もIKUSAに依頼できますが、自分たちでも撮影係を設けておくと、さまざまな写真を残せるためおすすめです。

9.振り返りをして次回につなげる

実施後は、IKUSAの担当者と振り返りを行います。IKUSA側で参加者へアンケートを実施できるため、事前に依頼するといいでしょう。振り返りでは、アンケートの回答を共有してもらい、改善点やよかった点を振り返ります。次回実施予定があれば、このタイミングでIKUSAの担当者に伝えるとスムーズです。

当日の写真は、参加者に共有すると喜ばれるでしょう。またイベントのレポートを自社のWebサイトに掲載すれば、企業イメージの向上が期待できます。

チャンバラ合戦を開催してみた感想と今後の展望

年次や役職に関わらず盛り上がった

今回初めてチャンバラ合戦主催しましたが、予想以上の盛り上がりを見せました。年次や役職に関係なく夢中になる人が多く、普段あまり話さない人同士の交流自然に生まれており、大成功だと思いました

イベント後には「またやりたい」「他の部署とも対抗戦をしてみたい」という声が多く寄せられ、社内の一体感を感じられる機会になったと実感しています。

IKUSAの担当者とのやりとりが円滑だった

IKUSAの担当者とのやりとりが、最初から最後まで円滑だったのはうれしいポイントでした。こちらの要望や不明点に対して、迅速に回答してもらえました。企画内容のブラッシュアップにも親身に相談に乗ってもらえて、安心して準備を進めることができました。

当日のスタッフの皆さんも、参加者を盛り上げるのが上手で、おかげで皆が楽しめたと思います。初めての主催でも心強いパートナーとなってくれたIKUSAに感謝しています。

次は人事・採用関係のイベントとして活用したい

今回、懇親会で「チャンバラ合戦」を開催しましたが、他の目的でも実施してみたいと思いました。内定者フォローや新入社員研修に取り入れれば、参加者の緊張を和らげ、主体性や協調性を引き出せるでしょう。参加者同士の話題づくりとしても有効です。今後も積極的に活用したいと考えています。

「チャンバラ合戦」を実施した事例3選

ここでは、チャンバラ合戦を実施した事例を3選紹介します。

新入社員研修のアイスブレイク(ロート製薬株式会社)

ロート製薬株式会社では、新入社員研修の一環として「チャンバラ合戦」を実施しました。

オリジナルストーリーを作成し、「ロート製薬を統べるのは『知性』か『情熱』か」と大して、知性を表す青軍と情熱を表す赤軍に分かれて合戦を行いました。新入社員の皆さんは、楽しみながら、ロート製薬の理念やチームワークの大切さを学びました。

実施背景

4月に入社する新入社員の研修がスタートする前に、身体を使ってコミュニケーションできるアイスブレイクがしたい

担当者の感想

  • 緊張がほぐれコミュニケーションが活発になってうれしい
  • これからロート製薬で働く上で大切にしてほしい気持ちを伝えられたと思う

 

参照:ロート製薬株式会社様の新入社員研修で「チャンバラ合戦」を実施いただきました! | 大人も子供も楽しめるイベント|チャンバラ合戦

複合施設でのファミリー向けイベント(岩手県 おでんせプラザぐろーぶ)

岩手県の北上駅近くにある複合施設「おでんせプラザぐろーぶ」で、ファミリー向けイベントとして「チャンバラ合戦」を実施しました。当日は、雨にも関わらずお子様から大人の方まで約100名の方が集まりました

実施背景

  • おでんせプラザに親しみを感じてほしい
  • 勉強スぺ-スや様々なお店があることを知ってほしい

 

担当者の感想

  • イベントのプロとして安心して任せられた
  • MCが会を大いに盛り上げてくれた

 

参照:岩手県 おでんせプラザぐろーぶにて「チャンバラ合戦」を開催いたしました | 大人も子供も楽しめるイベント|チャンバラ合戦

地域の歴史イベント(山梨県「信玄公祭り」)

山梨県の一大イベント「信玄公祭り」で、「チャンバラ合戦」を実施しました。信玄公祭りとは、戦国の名将・武田信玄を偲んで、山梨県甲府市で毎年開催されているお祭りです。

チャンバラ合戦を初めて導入したところ、満員御礼となりました。多くの参加者から「次はどこでやりますか?」「また参加したいです!」との声があがりました

実施背景

子どもやファミリー向けの体験型企画はあまり実施していなかったが、コロナ禍を経て「体験」の価値が再注目されているため、新たに家族連れの体験型アクティビティを導入したい

担当者の感想

体験型コンテンツとして非常に人気だった

 

参照:山梨県「信玄公祭り」でチャンバラ合戦を実施いただきました! | 大人も子供も楽しめるイベント|チャンバラ合戦

【「チャンバラ合戦」に参加する方向け】準備物と当日の心構え

ここでは、「チャンバラ合戦」に参加する方向けに、準備物と当日の心構えについて解説します。

準備物

  • 動きやすい服装(スポーツウェアやカジュアルな服)
  • 運動靴 ※安全のためサンダルやヒールは避けた方がいいでしょう
  • 水分補給のための飲み物
  • 汗拭き用のタオル

当日の心構え

チャンバラ合戦の当日は「楽しむ気持ち」と「チームワーク」が大切です。勝敗だけにこだわってしまうと、視野が狭くなり、周囲の人に怪我をさせることにもなりかねません。

仲間と協力しながら作戦を立て、コミュニケーションを取り合うことが重要です。周囲への配慮や安全意識も持ちながら、全力で戦い、心からチャンバラ合戦を満喫しましょう。

まとめ

今回は、「チャンバラ合戦」を実際に主催してみた体験をもとに、その魅力や運営の流れ、事例紹介をしました。

チャンバラ合戦は、楽しくあそびながらチームワークを高められるアクティビティです。この記事を参考に、ぜひ主催してみてはいかがでしょうか。

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