岐阜県は、日本の歴史において重要な地の一つです。かつては「美濃国」と呼ばれ、織田信長が天下統一の足がかりとした岐阜城や、天下分け目の合戦の舞台となった関ケ原があります。戦国時代に活躍した斎藤道三、明智光秀などの武将とも関わりの深い場所です。
岐阜では現在も、歴史を偲ぶイベントや伝統ある祭りが開催されています。また城や歴史にまつわる施設が多く、時代を体感できる機会に恵まれています。
本記事では、岐阜の歴史、歴史を体験する方法、岐阜で開催されている歴史イベント・祭り、岐阜に関わりのある戦国武将や有名な城、岐阜で歴史に触れられる旅のモデルコース、岐阜で歴史イベントを開催予定の方におすすめのアクティビティ・サービスを紹介します。
岐阜の歴史
岐阜の地名の由来と歴史
岐阜という地名の由来については諸説ありますが、戦国時代に織田信長によって名付けられたと言われています。それ以前、美濃国稲葉山(現・金華山)のふもとの城下町は「井口」と呼ばれていました。信長が稲葉山に移り住んだ際に、尾張の政秀寺の禅僧・沢彦宗恩の提案した地名から、岐阜という名称を選んだとされています。
戦国時代における岐阜の役割と影響
岐阜は戦国時代、戦略的に重要な場所でした。斎藤道三がこの地を治め、美濃国の中心として発展させました。その後、織田信長がこれを引き継ぎ天下布武の拠点としました。岐阜は交通の要所であり、多くの戦国武将がこの地を巡って戦いを繰り広げました。岐阜城を拠点にすることで、信長は全国統一の足がかりを築いたのです。
参考:岐阜市公式ホームページ │ 岐阜城・岐阜公園 – 岐阜市
岐阜で歴史を体感する方法
1.歴史イベントや伝統的な祭りに参加する
岐阜で歴史を体感するには、歴史イベントや伝統的な祭りに参加するのがおすすめです。「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり〜」「道三まつり」「大関ケ原祭」など、戦国時代の武将たちの活躍をたたえる祭りやイベントが毎年開催されています。また「高山祭」や「郡上おどり」のように、長い間地域に根付いてきた伝統的な祭りも多くあります。これらに参加することで、歴史を肌で感じ、当時の文化や風習をより深く理解できるでしょう。
2.城を訪れる
城を訪れることも、岐阜で歴史を体感する方法の一つです。岐阜城や大垣城、郡上八幡城は、戦国時代の歴史を色濃く残す名城であり、当時の武将の足跡をたどることができます。特に岐阜城は、織田信長が「天下布武」の拠点とした城です。城によっては天守閣にのぼることができたり、資料館を備えていたりするため、充実した時間を過ごせるでしょう。
3.歴史ある町並みや郷土料理・伝統工芸を楽しむ
岐阜には、昔から残る趣深い町や、歴史を物語る史跡、郷土料理をいただける食事処などが多くあります。また、美濃和紙の手すき体験や、郡上おどりの講習会など、伝統に気軽に触れられる機会もあります。歴史の舞台となった土地に足を運び、五感を使って楽しむことで、岐阜の歴史を体感的に学ぶことができるでしょう。
【2025】岐阜の歴史イベント・祭り10選
ここでは、2025年に岐阜で開催される予定の歴史イベント・祭りのなかから、特に注目するべき10選を紹介します。
2025年に開催決定!岐阜の歴史イベント・祭り
※2025年3月時点の情報です。
1. 道三まつり
「道三まつり」は、岐阜県岐阜市で開催されている祭りです。岐阜のまちづくりに貢献し、「美濃の蝮(マムシ)」として知られる戦国武将・斎藤道三をたたえています。1973年に、NHK大河ドラマで斎藤道三・織田信長・明智光秀の活躍を描いた「国盗り物語」の放映が決まったことをきっかけに、祭りが始まりました。当日は、岐阜市中心市街地一帯で「岐阜まつり神輿パレード」「わく☆わくキッズイベント」「道三駅前楽市」などが実施されます。
【イベント概要】
- イベント名:道三まつり
- 開催地:岐阜県岐阜市橋本町1-15 JR岐阜駅北口駅前広場ほか
- 次回開催予定:2025年4月5日(土)・6日(日)
参照:岐阜まつり協賛道三まつり – 岐阜まつり協賛 道三まつり|ぎふ信長まつり[公式サイト 岐阜のまつり]
2. 高山祭
「高山祭」は、岐阜県高山市で春と秋に開催されている祭りです。日本三大美祭の一つと言われています。「高山祭」という名前は、春の「山王祭」、秋の「八幡祭」の2つの祭りの総称です。高山祭の見どころは、屋台と呼ばれる大きな山車です。精巧な彫刻や金箔で装飾された豪華絢爛な姿は圧巻です。春は12台、秋は11台の屋台が曳き揃えられます。屋台にはからくり人形が備えられ、見事な演舞を披露します。屋台は国の重要有形民俗文化財に指定されており、国内外の観光客を魅了しています。
【イベント概要】
- イベント名:高山祭
- 開催地:【春】岐阜県高山市神明町ほか、【秋】岐阜県高山市桜町178
- 次回開催予定:【春】2025年4月14日(月)・15日(火)、【秋】10月9日(木)・10日(金)
参照:春の高山祭をもっと知る 歴史と見どころをご紹介|特集|飛騨高山旅ガイド|高山市観光公式サイト
3. 郡上おどり
「郡上おどり」は、岐阜県郡上市で行われている盆踊りです。400年以上続く伝統的な祭りで、日本三大民謡踊りの一つと言われています。7月中旬から9月上旬にかけて、30夜以上開催されます。特に有名なのが8月13日から16日にかけて行う「徹夜踊り」で、毎晩20時から翌朝5時まで夜通し踊り続けます。踊りは誰でも参加でき、7〜9月には定期講習会も開催されます。城下町の情緒ある町並みと、三味線や太鼓の生演奏が醸し出す雰囲気が魅力で、多くの観光客が訪れます。
【イベント概要】
- イベント名:郡上おどり
- 開催地:岐阜県郡上市八幡町市街地
- 次回開催予定:2025年7月~9月
4. 大垣まつり
「大垣まつり」は、岐阜県大垣市の大垣八幡神社の周辺で開催されている祭りです。1648年に、大垣藩主戸田氏鉄が神社を再建したことをきっかけに始まったとされています。祭りの見どころは「軕(やま)」と呼ばれる豪華な山車です。13両の軕が、2日間に渡って町中を曳き回されます。軕にはそれぞれの特徴があり、少年少女が踊りを披露する芸軕や、からくり人形がおしばいをするものなどがあります。ユネスコ無形文化遺産登録、および国の重要無形民俗文化財に指定されています。
【イベント概要】
- イベント名:大垣まつり
- 開催地:岐阜県大垣市西外側町1-1 大垣八幡神社周辺、ほか
- 次回開催予定:2025年5月10日(土)・11日(日)
参照:大垣まつり|大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」
5. 岐阜城パノラマ夜景
「岐阜城パノラマ夜景」は、岐阜県岐阜市の金華山山頂に位置する岐阜城で実施しているイベントです。岐阜城の開館時間を夜間まで延長し、標高約329mの天守閣から夜景を見られます。岐阜市街をはじめ、長良川や名古屋方面まで広がる美しい景色は圧巻です。岐阜城までは「ぎふ金華山ロープウェー」が運行されており、気軽に訪れられます。
【イベント概要】
- イベント名:岐阜城パノラマ夜景
- 開催地:岐阜県岐阜市金華山天守閣18
- 次回開催予定:2025年3月20日(木)〜30日(日)
6.ぎふ長良川の鵜飼 鵜飼開き
「ぎふ長良川の鵜飼 鵜飼開き」は、岐阜県岐阜市の長良川で行われる伝統行事です。毎年5月11日に実施され、鵜飼の季節の幕開けを告げます。長良川の鵜飼は1300年以上の歴史があると言われており、鵜飼開きでは鵜匠(うしょう)が昔ながらの衣装を身にまとい、鵜とともに巧みに魚を捕る姿を見ることができます。夜にはかがり火が川面を照らし、幻想的な雰囲気を味わえます。鵜飼は、5月11日から10月15日まで続きます。
【イベント概要】
- イベント名:ぎふ長良川の鵜飼 鵜飼開き
- 開催地:岐阜県岐阜市湊町周辺
- 次回開催予定:2025年5月11日(日)
参照:ぎふ長良川の鵜飼 鵜飼開き|イベント|岐阜市観光ナビ – 岐阜観光コンベンション協会
7.関ケ原クイズラリー2025卯月之陣
「関ケ原クイズラリー2025卯月之陣」は、「岐阜関ケ原古戦場記念館」と「関ケ原町歴史民俗学習館」で実施されるイベントです。2つの施設に設置されている4つのチェックポイントを巡り、問題に答えます。全問正解者には、長野剛氏による武将イラストシール全18種のうち、ランダムで1枚がプレゼントされます。参加費は無料ですが、各館の入館料が必要です。楽しみながら関ケ原の歴史に親しむことができます。
【イベント概要】
- イベント名:関ケ原クイズラリー2025卯月之陣
- 開催地:岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55 岐阜関ケ原古戦場記念館、岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原894-28 関ケ原町歴史民俗学習館
- 次回開催予定:2025年4月1日(火)~4月30日(水)
参照:4月1日(火)~4月30日(水)「関ケ原クイズラリー2025卯月之陣」 – 岐阜関ケ原古戦場記念館
2024年も大盛況!岐阜の歴史イベント・祭り
※2025年3月時点の情報です。
8.岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり〜
「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり〜」は、岐阜県岐阜市で開催されている祭りです。岐阜のまちづくりに貢献した織田信長の功績をたたえて開催されています。メインイベントの「信長公騎馬武者行列」は、公募で決定した信長・濃姫・お市の方の役や、火縄銃鉄砲隊・音楽隊などが列をなします。また、自由なおどり文化を発信する「市民勝手カーニバル」や「音楽隊パレード」なども実施され、新しいものが好きだった信長を偲ばせる祭りとなっています。
【イベント概要】
- イベント名:岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり〜
- 開催地:岐阜県岐阜市橋本町1 岐阜駅北口駅前広場ほか
- 前回の開催日:2024年11月2日(土)・3日(日)
参考:ぎふ信長まつり – 岐阜まつり協賛 道三まつり|ぎふ信長まつり[公式サイト 岐阜のまつり]
9. 大関ケ原祭
「大関ケ原祭」は、岐阜県の関ケ原町で開催されている祭りです。徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が争った「関ケ原の戦い」をテーマとしています。期間中は、野外朗読音楽会や夜市が行われる「関ケ原ナイト」、合戦の舞台となった地で参戦武将らの陣跡を巡る「関ケ原陣跡制覇ウォーキング」、甲冑武者のパフォーマンスや行列・ステージイベントが展開される「関ケ原合戦祭り」など、企画が目白押しです。
【イベント概要】
- イベント名:大関ケ原祭
- 開催地:岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原894-29 関ケ原ふれあいセンターほか
- 前回の開催日:2024年9月7日(土)~10月19日(土)・20日(日)
10. 美濃和紙あかりアート展
「美濃和紙あかりアート展」は、岐阜県美濃市で開催されているイベントです。美濃市は1300年の歴史を誇る美濃和紙の産地として知られ、イベントでは和紙を活用した幻想的な「あかりアート」が展示されます。期間中は第一部と第二部に分かれ、第一部は全国から募集した「あかりアート」の作品を審査し、優秀作品を選びます。第二部では、第一部の入賞作品を含むさまざまな「あかりアート」が、美濃市の趣ある町並みに展示され、幻想的な夜の景観を演出します。
【イベント概要】
- イベント名:美濃和紙あかりアート展
- 開催地:岐阜県美濃市加治屋町1959-1
- 前回の開催日:【第一部】2024年10月13日(日)〜25日(金)、【第二部】2024年10月26日(土)〜12月1日(日)
参照:美濃和紙あかりアート展
岐阜に関わりの深い武将
織田信長(1534年〜1582年)
織田信長は戦国時代の有力な武将であり、岐阜を拠点に天下統一を目指しました。尾張国(現在の愛知県西部)の一地方領主として生涯を歩み始めた信長は、美濃国を攻略し、岐阜城を本拠地と定めました。「楽市楽座」を導入して商業の活性化を図り、強い経済力を背景に鉄砲を積極的に導入するなど、革新的な政治・軍事を行いました。
信長にとって岐阜は戦略的に重要な立地であり、西日本方面への進出を図るための拠点でした。信長は岐阜城を改修して要塞化を進め、天下布武の中心地としての機能を強化しました。信長の死後、岐阜は豊臣政権、そして徳川幕府の時代へと引き継がれました。
斎藤道三(1494年?〜1556年)
斎藤道三は美濃国の戦国大名であり、油商人から身を起こして武士へと成り上がったという異例の経歴を持つ人物です。謀略と軍事力を駆使し、その策略の巧みさから「美濃の蝮(マムシ)」と称されています。土岐氏を追放して美濃国を支配しましたが、晩年には息子の斎藤義龍と対立し「長良川の戦い」で敗れ、最期を迎えました。
道三は国内統治にも長けており、商業の発展を促進する政策を実施し、美濃を豊かにしました。織田信長の義父としても知られ、信長の戦略・戦術や政治手法に大きな影響を与えたと考えられています。
明智光秀(1528年?〜1582年)
明智光秀は美濃国出身とされ、織田信長に仕えた武将です。光秀は信長の命を受けて数々の戦に従軍し、特に丹波攻略では大きな戦功を挙げました。しかし、1582年の「本能寺の変」では突如として信長に反旗を翻し、歴史に名を刻む大事件を引き起こしました。その後の「山崎の戦い」で羽柴秀吉に敗れ、逃亡中に討ち取られました。現在でも岐阜には光秀ゆかりの史跡が多く残されています。
稲葉良通(一鉄)(1515年〜1589年)
稲葉一鉄は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将です。安藤守就・氏家卜全とともに、美濃国の発展と織田信長の政権強化に大きく貢献した「美濃三人衆」の一人とされています。最初は斎藤家に仕えましたが、織田信長の美濃侵攻後は信長に従い、重臣として活躍しました。一鉄は剛直な性格で知られ、「頑固一徹」の語源ともいわれています。のちに豊臣秀吉にも仕え、関ヶ原の戦いの直前に亡くなりました。子孫は江戸時代に大名として存続しました。
岐阜の有名な城
岐阜城
岐阜城は、岐阜県岐阜市の中心部に位置する城で、織田信長の天下布武の拠点となりました。標高329mの金華山に築かれたこの城は、周囲を見渡せる絶好の防御拠点であり、戦国時代の戦略的要地として活用されました。
現在の城は1956年に復元された鉄筋コンクリート造りで、城内は史料展示室になっています。楼上の展望台からは、岐阜市街や長良川の壮大な景色を一望できます。金華山一帯が「岐阜城跡」として国史跡に指定されており、歴史的な魅力と観光地としての価値を兼ね備えた場所です。
【城の概要】
- 名称:岐阜城
- 住所:岐阜県岐阜市天主閣18
- 参照:岐阜城天守閣|岐阜市公式ホームページ
大垣城
大垣城は、岐阜県大垣市にある城です。美濃国における重要な城の一つであり、特に「関ケ原の戦い」において、石田三成率いる西軍の拠点になったことで有名です。しかし関ケ原の戦いが勃発すると、徳川家康率いる東軍が圧倒的な戦力を持って進軍し、西軍は総崩れとなりました。大垣城もその流れのなかで落城しました。
現在の大垣城は、1959年に再建されたものです。城内では関ケ原の戦いの資料や、武士・町人の生活道具を見ることができます。火縄銃や弓・槍の体験コーナーもあり、歴史を体感的に学ぶことができます。
【城の概要】
- 名称:大垣城
- 住所:岐阜県大垣市郭町2-52
- 参照:大垣城 | 大垣市公式ホームページ/水の都おおがき
郡上八幡城
郡上八幡城は、岐阜県郡上市にある城です。日本最古の木造復元城として知られています。八幡山の上に建つ山城で、天守閣と周囲の自然との調和が美しく、四季折々の景色を楽しむことができます。NHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公であり「内助の巧」で知られる千代は、郡上八幡城の創始者・遠藤盛数の娘だという説が有力です。
また、郡上八幡は日本三大盆踊りの一つである「郡上おどり」が有名です。城のふもとの城下町で毎年夏に開催される郡上おどりの期間中は、地元の人々や観光客の踊る姿が見られます。
【城の概要】
- 名称:郡上八幡城
- 住所:岐阜県郡上市八幡町島谷520-1
- 参照:郡上八幡城
岐阜の歴史に触れる旅のモデルコース
ここでは、岐阜の歴史に触れながら旅行を楽しむモデルコースを3種類紹介します。
1.織田信長ゆかりの地を巡るモデルコース
9:00 岐阜駅「黄金の織田信長公像」
JR岐阜駅北口広場前の「黄金の織田信長公像」は、岐阜を訪れた記念として写真に収めたいスポットです。
9:30 岐阜城
金華山ロープウェーを利用し、山頂の「岐阜城」へ訪れます。信長が斎藤氏を討ち、拠点とした城の様子を見ることができます。天守閣からは、信長が眺めたであろう絶景を見渡せます。
10:30 信長公居館跡
岐阜城を後にしたら、金華山ロープウェーを降りてすぐの場所にある「信長公居館跡」を見学しましょう。信長が客をもてなすために巨大庭園をつくったとされており、発掘調査でその全体像が判明しつつあります。
11:00 岐阜市歴史博物館
「岐阜市歴史博物館」も岐阜城・信長公居館跡と同じ「岐阜公園」内にあります。岐阜の歴史を、原始時代から現代まで紹介する博物館で、信長が統治していた頃の岐阜の様子が復元されています。
13:00 川原町でランチ
川原町は、岐阜城の近くにある歴史ある町です。格子戸の風情ある町並みを散策したら、伝統の鮎料理をいただきましょう。古民家カフェもおすすめです。
15:00 崇福寺
「崇福寺」は、織田信長の菩提寺で、信長の位牌が安置されています。
16:00 長良川うかいミュージアム
長良川を渡り「長良川うかいミュージアム」を訪れます。信長は長良川の鵜飼を保護し、その発展に寄与したとされています。館内では、映像や展示を通じて鵜飼の文化や歴史を学べます。
18:00 岐阜駅でお土産を買い帰宅
岐阜駅では、「信長公おもてなし餅」や「鮎果鈴」など、この土地ならではのお土産を購入できます。
2.家族で「関ケ原の戦い」を体感的に学ぶモデルコース
9:00 関ケ原駅
9:10 関ケ原観光交流館(愛称:いざ!関ケ原)
関ケ原駅前の「関ケ原観光交流館」では、地元のボランティアが観光や歴史の案内をしてくれます。
10:00 関ケ原古戦場記念館
「関ケ原古戦場記念館」は、歴史を体感的に学べる施設です。館内では関ケ原の戦いが映像で再現され、まるで合戦に紛れ込んだような感覚になれます。武将のように陣羽織を着て写真を撮影できるコーナーもあります。
12:00 ランチ
「関ケ原古戦場記念館」に隣接する別館のレストラン「伊吹庵」では、武将をイメージしたオリジナルメニューを楽しめます。
13:30 関ケ原古戦場・史跡巡り
関ケ原の戦いの舞台になった地を巡ります。「関ケ原古戦場記念館」では、武将別に陣地や決戦地を訪ねるウォーキングコースをWebサイト上で公開しているため、参考にするといいでしょう。
参照:古戦場・史跡巡り|レンタサイクルなら岐阜関ケ原古戦場記念館
17:00 お土産を買い帰宅
「関ケ原観光交流館」に戻り、お土産を購入しましょう。家紋入りのクッキーやせんべいのほか、関東味と関西味の食べ比べができる「どん兵衛の東西セット」が人気です。
3.郡上八幡で歴史やグルメを満喫するモデルコース
9:00 郡上八幡駅
10:00 郡上八幡城
小高い山の上にある郡上八幡城を訪れます。小説家の司馬遼太郎が絶賛したという美しい城を堪能しましょう。
11:30 郡上八幡の城下町
城をおりて、江戸時代の面影を残す郡上八幡の城下町を歩きます。郡上八幡は清流が流れる水の町としても知られ、特に「宗祇水」は名水百選の1号として有名な湧水です。また食べ歩きも魅力の一つ。みたらし団子や鮎の塩焼き、郡上みそを使った五平餅などの地元グルメを楽しめます。
13:00 ランチ
郡上八幡でぜひ食べたいのは、奥美濃・飛騨地方の郷土料理「鶏ちゃん」です。鶏肉を一口大にカットし、タレで味付けした料理です。ネギがたっぷり入ったお好み焼き「郡上焼き」もおすすめです。
14:00 食品サンプル作り体験
郡上八幡は食品サンプル作りが盛んで、日本一の生産量を誇ります。食品サンプル作りが体験できる施設がいくつかあるため訪れてみましょう。天ぷらやスイーツなどの食品サンプルを作れば、旅の思い出になります。
16:30 郡上八幡博覧館
「郡上八幡博覧館」では、郡上おどりの歴史や、十種類にも及ぶ踊り方を紹介しています。土日祝を中心に開催している、ゆかた姿のスタッフによる郡上おどり実演も好評です。
18:00 お土産を買い帰宅
郡上八幡のお土産としては、桜間見屋のニッキが香る飴「肉桂玉」や、郡上八幡の天然水を活かした「郡上八幡天然サイダー」などが人気です。
【歴史イベントを開催する予定の方向け】おすすめのアクティビティ・サービス
ここでは、岐阜で地域の歴史を活かしたイベントを開催予定の方向けに、おすすめのアクティビティ・サービスを紹介します。
チャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、痛くないオリジナルのスポンジ製の「刀」を持ち、腕に「命」となるボールを装着して大人数で戦います。参加者はまるで戦国武将になった気分で、軍議や合戦を楽しむことができます。
水合戦-Water Battle-
「水合戦-Water Battle-」は、火縄銃型の水鉄砲で撃ち合うあそびです。相手の胸についている「魂」と呼ばれるバッジを水鉄砲で撃つと、「落武者」マークが出現し、勝利できます。鉄砲を積極的に活用した織田信長に関わるイベントにぴったりの、夏向けアクティビティです。
忍者合戦-SHINOBI-
「忍者合戦 -SHINOBI-」 は参加者全員が忍者になりきり、チャンバラ合戦をするアクティビティです。場所や人数、国籍の枠にとらわれず、老若男女が楽しめます。
合戦フェス
「合戦フェス」は、親子で1日中楽しめる戦国イベントをプロデュースするサービスです。体験型アクティビティやステージショー、フードなど、イベントをトータルで任せることができます。戦国気分を堪能できる特別なイベントを創出します。
まとめ
岐阜は戦国時代の歴史が色濃く残る地域であり、織田信長や斎藤道三といった名将が活躍した地です。歴史的な背景を持つ岐阜城や大垣城、郡上八幡城を巡ることで、当時の戦国武将たちの視点で岐阜の地を体感することができます。
歴史に興味がある方も、観光として楽しみたい方も、岐阜ならではの歴史や文化に触れることで、新たな発見があるでしょう。ぜひ岐阜で歴史を体感してみてはいかがでしょうか?