2024年2月18日(日)、和歌山県の那智勝浦町で行われた「南の国の雪まつり」にて「防災チャンバラ合戦」を実施いただきました。
「楽しさ」と「学び」を組み合わせた「防災チャンバラ合戦」。この記事では、その概要や当日の様子、参加者・幹事様のご感想をお伝えします。
- 目次 -
開催を待ちわびていた「南の国の雪まつり」
南紀くろしお商工会様が企画されている「南の国の雪まつり」は、めったに雪の降らない那智勝浦町の子どもたちに雪を楽しんでもらおうと開かれているお祭りです。長野県白馬村から100トンもの雪が運ばれてきます。
今回はコロナウイルス感染症の関係もあり、実に4年ぶりの開催となりました。雪遊びだけではなく、フリーマーケットや地元物産品の販売も行われます。
- 4年ぶりの開催となるためお祭りブースのなかでも目立つ、「楽しい」イベントがしたい
- 地域的に海が近く、南海トラフ地震の想定範囲地域にも入っているため、防災に関する学びを得られるようにしたい
という2つのご要望に応える形で開催されたのが「防災チャンバラ合戦」です。
防災チャンバラ合戦は、IKUSAの「チャンバラ合戦」をベースとしており、スポンジ製の刀を持ち、反対の腕に「命」と呼ばれるカラーボールを取り付けて、合戦を楽しむアクティビティです。
加えて今回の防災チャンバラ合戦では、合戦中に「防災クイズ」を出題します。防災の知識が必要なのはもちろんですが、クイズに間違った侍(参加者)は合戦中少しの時間動けないため、仲間との協力である共助が一層必要になります。
防災を学びながら楽しむ!当日の様子
当日は、朝から雨が降ったり止んだりと天候が心配されていましたが、お祭りの開催時間になるとすっかり天気も良くなりました。
今回は赤軍と青軍の2軍に分かれて
- 全滅戦
- 防災戦2回
- バトルロイヤル
の計4戦を行いました。
戦いの前には軍議と呼ばれる作戦会議を行います。どのように相手の軍を攻めるのかしっかり話し合います。
まずは、全滅戦を行います。制限時間内に相手軍を全滅させるか、終了後残った人数が多い方が勝ちとなります。
チャンバラ合戦の要領を掴んだら、いよいよ防災戦です。
防災戦では合戦中に、那智勝浦町の防災に関するクイズが○×形式で出題されます。
例えば、「津波発生時、役場前にいた場合の避難場所は那智勝浦町立温泉病院である。○か?×か?」「正解は○!」
この問題は周りでチャンバラ合戦を見ていた地域の方も「どっちだったかな……?」と考えられていました。
このクイズには、出題前に討ち死にした侍も参加でき、正解すると復活することができます。しかし間違うと、1分間動けなくなってしまいます。
クイズが終了すれば再度軍議の時間です。クイズを間違ってしまった侍を守るために、どのように戦うべきか作戦を立てます。
この軍は、攻めと守りに分かれるという作戦を立てていました!
防災戦が終了し、最後に行うのは「バトルロイヤル」です。バトルロイヤルは、最強の侍を決める戦いです。これまで仲間だった侍たちも敵となり、最後の1人になるまで戦います。
生き残っている侍の人数が減るにつれて、戦場が少しずつ小さくなるため、逃げ場はありません。
最後まで勝ち抜き、最強の侍となった参加者様には、賞品として災害時に役立つホイッスルが送られました。
新鮮なイベントになった!参加者・幹事様のお声
参加された方からのご感想
- 楽しかった
- 次も参加したい
- 子どもだけでなく、大人も一緒に熱中することができた
幹事様からのご感想
- 楽しさと防災の学びをかけ合わせられるとは思っていなかったので驚いた
- 想定以上の人数に防災チャンバラ合戦に参加いただき、全員で学ぶことができたので良かった
- 準備期間が短かったにも関わらず早急に対応してもらえたので安心感があった
- マンネリ化していたイベントに新鮮さをもたらすことができた
楽しさと学び、どちらも得られるイベントを
今回は「楽しさ」×「学び」を組み合わせた「防災チャンバラ合戦」を実施いただきました。IKUSAは防災の他にも、SDGsや地元の歴史などが学べるコンテンツを多数ご用意しています。
地域のお祭りやイベントでもご希望に沿って柔軟な対応が可能ですので、是非一度ご相談ください。