こんにちは!
NPO法人ゼロワン副理事長のふかもすです。
今回のブログでは、「チャンバラ合戦」と「地域活動」の相性の良さを伝えることが出来たらなと思っています。
早速ではありますが、私たちは、チャンバラ合戦の魅力を外部に伝えるときに、
「地域活性化」というキーワードを使うことがあります。
さて、このとき、「地域活性化」の『主人公』(主体)は、一体、誰のことを指しているのでしょうか。
地元の名士?イベントオーガナイザー? 答えがワカラヌ・・・・( ,,`・ω・´)ンンン?
そこで、中小企業庁が過去にまとめた白書を参考にしてみると、、、、
これまで、日本全国のあらゆる地域において、地域経済の担い手である中小企業・小規模事業者が、地域資源を活用した特産品等の開発を行ってきた。成功していると考えられる地域資源活用事例を見てみると、〔1〕地域において多様な主体による面的な取組が行われている(第3-1-4図)、〔2〕広く市場を意識した取組が行われているという、二つの特徴を見いだすことができた。
(2015年版中小企業庁『中小企業白書』「第3部「地域」を考える ―自らの変化と特性に向き合う―」より)
成功事例を見てみると、主人公(主体)は必ずしも、「行政」や「大企業」に限ったわけではないんですね!
そう、、、「この人だ!」という答えがないんです。
地域を愛する誰か個人が、自分の周囲を巻き込み、多くの人の熱を上げ、
そして、今度は、その「多くの人」が他の人を巻き込んでいってることがイメージできます。
< 一 >から始まった熱い想いが、協働×協働×協働・・・により、
<多>に影響を与える図式が、成功のカギではないでしょうか。
そこで、今回では、5月11日に、横浜市で開催したチャンバラ合戦で、
「わく☆ドキ」さんという地元コミュニティとコラボした事例をご紹介したいと思います。
1.「わく☆ドキ」さんとは
「わく☆ドキ」さんはママ友ネットワークから生まれたコミュニティで、不定期に非営利で活動されています。
活動コンセプトとしては、「子どもたちに人生を楽しめる大人になってほしい」ということから、
様々な遊びや学びの場を作っていて、過去には、「水」「光」などの科学を使った遊びイベントを
子どもたちに提供されてきたようです。
チャンバラ合戦と、この団体とのコラボイベントでは、カラービニール袋を使った衣装づくりで工作体験をし、
自作の衣装を着て、チャンバラ合戦をして、歴史に興味をもらったもらおうとの想いがありました。
2.衣装づくり体験
子どもたちに、作成マニュアルを渡し、はさみやビニールテープを使って、思いのまま、衣装を作成してもらいました。
完成したあとは、ファッションショー!そして、合戦開始です。
3.『横浜松見 初夏の陣』に、いざ出陣じゃ!
この日は、5月の中旬というのに、なかなかの暑さ。
いや、ママから始まった熱が子どもたちに伝播し、そして、横浜の地を熱くした結果が、この暑さでした。
この日は、午前の部と午後の部の二部開催だったのですが、
午前に参加した子供たちが、あまりの楽しさに、急きょ、午後も参加するという熱狂ぶり。
自分で作ったお気に入りの衣装を着て、自由に遊べるのだから、こりゃ楽しいわけです( ˘•ω•˘ )
熱狂しすぎて、自分の熱で、せっかく作った衣装を脱ぐ子供たちも、ちらほら(´・ω・`)
4.地域活動に必要なのは
当日の様子は、地元ケーブルテレビの「YOUテレビ」さんで放映されたり、
SNSでシェアしたりしていると、「楽しそう」「このイベントを知っていたら、参加していたのに」
「また参加したい」「こんなイベント、自分も開催したい」とのお声を多数あがりました。
今回のイベントの開催の折には、「わく☆ドキ」さんには、行政に掛け合っていただき、
行政から支援をいただいて開催することとなりました。
今回のイベントでは、
チャンバラ合戦(NPO)
×わく☆ドキ(地域コミュニティ)
×行政(横浜市)
×マスコミ(ケーブルテレビ)の
たくさんの主体が、それぞれの力を持ち寄り、自分たちの出来る範囲で担当していくことで、
地域活動の盛り上がりにつながりました。
ひとりでは出来ないことをみんなで協働していく。
地域において多様な主体による面的な取組を行っていくことで、
燃え滾った炎がそこで鎮火しないよう、他に伝播していくようにすることが重要なのです。