このたび、私たちNPO法人ゼロワンは岐阜県可児市から拝命を受けまして、可児市における地方創生プログラムの一端を担うことになりました。本記事では、その経緯や熱い思いについて、ご理解いただきたいために書いております。長文となっておりますが、是非お付き合いいただきたいと思います。
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可児市観光交流課との出会い
「おもろい市役所の人たちがおるけど、会ってみない?」
以前から、赤坂副理事長から、「チャンバラ合戦-戦IKUSA-」に対しノリノリな行政マンがいるということを聞いておりましたが、いざ、お会いしてみると、ここまでとは想像もつきませんでした・・・(笑
過去、多くの自治体からお声をかけていただき、NPO法人ゼロワンは、日本中のいたるところで「地域活性化」のお手伝いをさせていただきました。
大阪城や姫路城、松江城など城前イベント、「あざいあっぱれ祭り」や「あだち区民祭り」など既存のお祭りに付随する形での実施。いずれにしても、会場は大盛り上がりに成功しましたが、年に一回の、一過性のイベントに過ぎませんでした。
それに対して、岐阜県可児市観光交流課の人たちからの依頼では、「年間通して実施するチャンバラ合戦で地方創生に取り組みたい」とのことでした。
地方創生とは、なんぞや
さて、地方創生とはテレビなどで、たまぁーに、聞く単語です。漢字は表意文字なので、文字を見ただけで、なんとなく意味は分かりますが、改めて調べてみますと、
「地方創生とは、安倍内閣により掲げられた、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策のこと」。
そこで、私は地方創生の依頼があってから、毎週のごとく、地方創生に関する勉強会に行ってきました。そこで、たくさん見聞きした「地方創生」の事例には、次のような方法がキーワードとして出されておりました。
①「6次産業化」や「インバウンド」といった地域産業構造の改革
②「Iターン」や「Uターン」といった移住政策による人口流出減対策
③「里山資本主義」に代表される、自給自足の自立型経済循環
他にも、最近、流行の宮崎県小林市の「フランス語に聞こえる方言」の移住促進PRムービーや、滋賀県の「石田三成CM」なども、対外的な関心を惹くという意味でも地方創生事業の一環に含まれるのでしょう。
これらと並んで、チャンバラ合戦で地方創生を・・・??
岐阜県可児市は、どんなところ??
さて、話は変わりますが、岐阜県可児市とはどんなところなのでしょうか。
岐阜県可児市は、名古屋から1時間足らずで行ける場所にもかかわらず非常に緑豊かな町で、織豊時代の特徴を有した保存状態の非常に良い城跡が残っているなど、「歴史と花の街」といえます。
「緑豊かな町」ですが、過疎化とは縁遠く、財政指数は全国的に見ても非常に優秀な市町村で、まちのことをまったく知らない外部の人間が一見したところ、「地方創生の必要はあるのか?」と疑問に思えます。
しかし、観光交流課のみなさんは、危機感を持っておりました。
「可児市全体で見ると人口はほぼ横ばいだが、地区単位で見ると、著しく人口流出が激しいところがある」
「地域活動をしているのは、高齢者の方ばかり。高齢者の方の協力はありがたいことだが、もっと若者に携わってもらえれば、もっと爆発的な何かが生まれるはず」
「全国的にも類例のないような地域資源があっても活かしきれていない。これをもっと活かせる方法はないだろうか」
「ワカモノ・バカモノ・ヨソモノ」の活用
そこで、焦点を当てられたのが「チャンバラ合戦-戦IKUSA-」でした。地方創生の取組手法として「ワカモノ・バカモノ・ヨソモノ」を活用する例があります(例えば、若者の起業家誘致など)が、「チャンバラ合戦」にも、この能力を有していると思われたのでしょう。
若さや経験不足から来る突飛な発想が出来、地域の慣習慣行を知らない僕らだからこそ、大きな刺激を与えられるというのです。さらに、地域資源の城跡との相乗効果も大いに見込めます。
それに観光交流課のみなさんは、こう考えています。
「『地域活動』や『地域資源』に興味関心を持ってもらうためには、『楽しさ・やりがい・遊び心』が必要です。『楽しさ・やりがい・遊び心』があれば、自然とまちづくりへの活動人口が増えていくはず。まちづくりの活動人口が増えれば、もっとまちが血気盛んになる。そのためのきっかけづくりとして、チャンバラ合戦を実施してほしい」
可児市の地方創生プログラム
チャンバラ合戦を活かした地方創生の目的は、「まちづくりの活動人口の増加」にあります。チャンバラ合戦を通じて、まちづくり、まちおこしに対して興味関心をもってもらいたいのです。数年後、NPO法人ゼロワンが可児市から去ったあとでも、まちづくり・まちおこしに取り組む人たちがたくさんいる状態にしたいのです。
そして、最終的には、チャンバラ合戦を通じて起こった爆発的な勢いで、周辺地域だけでなく全国へと影響を与えることを目標としています。
最後に、
観光交流課のみなさんはこう言っています。
「他とは違うことをしたい」
そして、弊社理事長はこれに返します。
「他とは違うことしか出来ない」
ベストマッチングです。
その1年経った後、このような開催とレポートにまとまっております
- チャンバラ~地方創生in可児市~序章
- 【地方創生ブログ第一章】美濃金山城桜まつり こわっぱどもの乱
- 【地方創生ブログ第二章】可児市戦国時代の幕開け!花フェスタ春の陣
- 【地方創生ブログ第三章】可児市侍が1000人を突破!|今渡・帷子の戦い
- 【地方創生ブログ第四章】フカフカの芝生で長〜い熱戦!|兼山瀞の戦い
- 【地方創生ブログ第五章】J2サッカー試合の御膝元。まさかの結末!
- 【地方創生ブログ第六章】夏はキャンプに夏祭り!でもやっぱりチャンバラ!|桜ヶ丘の戦い&中恵土の戦い
- 【地方創生ブログ第七章】伝説の地で蘇った、現代の桃太郎!|可児川の戦い
- 【地方創生ブログ第八章】子供は遊びから地域を学ぶ|愛宕山の戦い
- 【地方創生ブログ第九章】チャンバラに参加しているのは子供だけじゃない!?|花フェスタ秋の陣
- 【地方創生ブログ第十章】山城の歴史と魅力を大発見!|山城に行こう in 可児2016
- 【地方創生ブログ第十一章】世界一チャンバラが強い街、可児市|下恵土の戦い
- 【地方創生ブログ第十二章】華麗なバラに囲まれた熱く穏やかな戦い|可児市の乱 in 秋のバラまつり
- 【地方創生ブログ第十三章】合戦同時多発!?祝可児市侍5000人突破!
- 【地方創生ブログ第十四章】雪にも負けず、肉よりチャンバラ!|花フェスタ冬の陣
- 【地方創生ブログ第十五章】童心に返る大人たち|第二次春里合戦
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