仕事に役立つ戦国武将のかっこいい名言20選!リーダーとしての心構えが学べる

戦国

ビジネスに役立つ名言をお探しでしょうか? 特にはじめてマネジメントを任せられた立場の人にとっては、行動の指針となる言葉が欲しいものでしょう。実は戦国武将はビジネスに役立つ名言をいくつも残しているのです。ここでは、様々な戦国武将が残した名言の中から、人の上に立つ者の心構えを説いた名言や、仕事に応用できる名言などをご紹介します。厳しい戦国の世を勝ち抜いた戦国武将から、学びを得ましょう。

 

▼こちらの記事もおすすめ!

戦国武将の戦略・生い立ちをビジネスに置き換えて紹介

人の上に立つ者の心構えを説いた名言12選

管理職やチームリーダーの立場の人にぜひ見てほしい戦国武将の名言を紹介します。どの戦国武将も、部下の心を掴むことで力を伸ばした武将ばかりなので、学ぶところは大いにあるでしょう。

「人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、深き思慮をもってなすべきだ。軽率なことは言ってはならない」
越後(新潟県)の戦国大名、上杉謙信の言葉です。武田信玄とのライバル関係が有名ですが、信玄亡き後の弱体化した武田家を攻めることはせず、義に厚い武将としても知られています。時として軽い気持ちで発した言葉が、他人の気持ちを傷つけてしまうことがあります。人の上に立つ立場の人の発言は影響力があるため、ことさら慎重な発言をしなくてはなりません。
例えば、リーダーになると部下やチームメンバーが自分の思うように動いてくれずヤキモキすることもあるでしょう。そんな時、一時的な感情に身を任せて相手に怒りを爆発させてしまうと、高確率で周囲からの信頼を失ってしまいます。イライラした時にはこの言葉を思い出し、自分の気持ちをうまくコントロールしましょう。

「戦わずして勝ちを得るのは、良将の成すところである」
低い身分から下克上を果たし、天下統一まで成し遂げた豊臣秀吉の言葉です。戦術に優れた武将としても有名な秀吉らしい名言ですね。秀吉は効率を重視し、不毛な戦や、勝ち目の薄い戦で味方の被害を出すことを強く嫌いました。戦は、戦えばどうしても被害が出るものなので、戦わずして済むならそれが一番だという考え方です。そのための戦法として「兵糧攻め」や「水攻め」がありますね。ビジネスの場でも、リソースには限りがあるので、戦う場面と引く場面を見極めることが大切です。

「その職にふさわしくない者はすぐに処分したりするが、よく考えてみると、その役を十分に務めてくれるだろうと見たのはその主だ。目利き違いなのだから、主の罪は臣下よりもなお重い」
豊臣秀吉の戦を支えた軍師、黒田官兵衛の言葉です。秀吉が明智光秀を討つためのお膳立てをしたエピソードが有名で、上司を立てることを良しとする日本人に人気の高い軍師です。この言葉は、部下の立場からすると非常に共感できる言葉でしょう。「上の立場はミスをした者をすぐに処分するが、その仕事に任命したのは上司なのだから、上司の責任はさらに重い」という意味があります。部下を持つ立場となってもこの言葉を胸に置き、マネジメント業務を行いましょう。

「最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ」
同じく、黒田官兵衛の言葉。戦では途中どんなに劣勢に立たされていたとしても、最後に勝利すればよいのです。最終的に勝ちを得るためには、時には犠牲を払う場面も必要です。目先のことばかりに囚われず、最終的な目標を達成するにはどうすればよいのかを考えたほうが良いという教訓です。
例えば、マーケティングや営業などは戦略を立て実践したとしても、すぐに結果は出ないかもしれません。そんな時、別の戦略を検討するのもひとつですが、少し辛抱すれば結果が出てくる場合もあります。将来的な利益を上げるには今どのように行動すべきか、慎重に考えることが大切です。

「部下ほど難しい存在はない」
人気を博した大河ドラマ「真田丸」でもお馴染みの戦国武将、真田信繁(幸村)の名言です。天下分け目の「関ヶ原の戦い」では、東軍の徳川家康から多額の報酬を条件にお誘いを受けましたが、秀吉への恩を感じていた信繁はこれを断りました。義に厚い信繁らしいエピソードですね。
部下をどう扱うかという点は上司の永遠の課題です。「褒めて育てるのも甘やかしすぎてしまうし、厳しく育てようとするとへそを曲げられてしまう……」と悩む人も多いかもしれません。部下ができたら「信頼されたい」「自分の思い通りに動かしたい」と思いがちですが、部下は難しい存在だということを胸に置き、できる限り対等な立場で接しましょう。

「いざとなれば損得を度外視できる、その性根。世の中にそれを持つ人間ほど怖い相手はない」
同じく、真田信繁(幸村)の言葉です。ともすれば人は損得で行動しがちですが、「本当に強い人間は、いざという時に損得を度外視できる人物だ」という意味があります。損得でつながっている人間関係は、権力やお金を失った途端に簡単に切れてしまいます。しかし、損得よりも義理人情を優先する人間には、不思議と常に人が集まり離れません。仕事でも権力をちらつかせて部下を従わせるのではなく「この上司なら力になりたい」と思わせるような人柄があれば、自然と部下は信頼するのです。

「最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える」
江戸幕府を築いた徳川家康の言葉です。栄えたければ、自分の利だけでなく、他者の利益になることが重要だとする考え方です。260年も続く長期政権を誕生させた家康らしい言葉だといえますね。この考え方は、企業の経営にも応用できます。企業は多くの利益・売上を上げることを目的としていますが、そのためには、多くの人を満足させられる商品を提供することが重要だといえます。

「いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある」
同じく徳川家康の言葉です。家康は非常に学習能力が高い武将としても知られています。自身の失敗や味方の裏切りはもちろん、部下の発言や行動からも学びを得ていました。普通は、部下が上司へ進言するのははばかられるもの。中には部下から批判されたことに対して腹を立て、押さえつける上司もいるでしょう。しかし、家康はそうした行いづらいことをあえてしてくれる部下を大切な存在だと考えました。家康に学び、部下からの意見を積極的に取り入れるように努めましょう。「360度評価」など、部下が上司を評価する制度を導入する会社が増えています。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
理想のリーダー像としても挙げられることが多い、武田信玄の言葉です。信玄は身分を問わず、部下の話をよく聞きました。また、部下が成果を出したら高い評価を与え、モチベーションの維持に常に配慮していたと言われています。そんな「人」を大切にする信玄は、「戦国武将にとって人は城と同じくらい大切なものだ」と述べています。「情けは味方、仇は敵なり」とは「情けをかけた相手は味方になってくれるが、恨みを抱かれると敵になってしまう」という意味です。恨まれると困った時に助けてもらえなくなるため、普段から周囲の人間の気持ちには配慮しましょう。

「要害がいかように堅固であっても、人の心が一つでなければものの用をなさない」
伊勢津藩の初代藩主、藤堂高虎の名言です。「いくら立派で堅固な城があったとしても、城を守る兵士の心がまとまっていなければ簡単に落されてしまう」という意味です。これはビジネスでも同じで、立派な大企業でも、社員の心がバラバラだとそのうち潰れてしまいます。一方、社員が同じ方向を向いていて連帯感のある組織であれば、目的が共有され、困ったときに助け合いが生まれます。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉にもあるように、みんなで協力することでクリアできる課題も多くあります。良い組織となるには企業の規模は重要ではなく、組織を形成する社員が一丸となっているのかという点が重要です。

「下の功労を偸(ぬす)まざれ」
「相模の獅子」と呼ばれた北条氏康は、民政にも力を注いだ武将として知られており、領民から慕われていました。この言葉は「部下の残した功績を自分の手柄のようにしてはいけない」という意味です。当たり前に思えますが、実際には部下の功績を横取りするような上司は存在します。このような卑しい行為をすると、部下の心は急速に離れていってしまうでしょう。そして一度失った信頼を取り戻すことは不可能に近いです。良い信頼関係を築くために、部下が手柄をあげたら本人に正当な見返りを与え、褒めたたえましょう。

「大事の義は、人に談合せず、一心に究めたるがよし」
「独眼竜」の異名で有名な伊達政宗の言葉です。豊臣秀吉に謁見するのが半年も遅れてしまった際に、「死ぬ覚悟」を表して白装束で出向いたという豪快なエピソードが有名ですね。この言葉は「大切なことは人に相談せず、一人で悩みぬいた末に結論を出すほうが良い」という意味です。自分で結論を出したことなら、責任と覚悟を持って取り組めますし、たとえ失敗したとしても後悔はないでしょう。仕事でも、例えば転職するかどうかといった重要な話は人に助言を求めず、自分で決めたほうが良いのかもしれません。

仕事の進め方・考え方に役立つ名言8選

戦国武将の言葉には、リーダーや管理職以外の一般社員にも役立つ言葉があります。ここでは、仕事の進め方や考え方において参考になる戦国武将の名言を8つご紹介します。仕事で迷った時やどうすれば良いかわからない時には、ここで紹介する言葉を思い出してください。

「絶対は絶対にない」
知名度・人気ともにトップクラスの武将、織田信長の言葉です。「絶対にそうだ」といえるようなことは絶対にない、という意味があります。「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」という言葉で有名な信長ですが、意外と用心深い性格だったのかもしれません。どんなに有利な戦でも「負けるはずがない」と高をくくらず、常に全力で臨んでいたのでしょう。
一見失敗すると思えないような仕事でも、どこかに落とし穴がある可能性もあります。油断せず小さなことでも気を引き締めて取り組みましょう。

「臆病者の目には、敵は常に大群に見える」
こちらも同じく、織田信長の言葉。怯えていると敵は現実以上に大きく見えるという意味で、自信を持つことの大切さを説いています。自分に自信がないと、自分より力が弱い相手も自分より強く見えます。逆に、自分に自信があれば敵がどんな大群で現れても大したことのないように思えるものです。つまり、強い精神を持つことはとても大切なのです。
ビジネスにおいても、自分に自信が無いと、普段ならできるような業務も失敗する可能性があります。経験を積み他人から認められることで自信はつきます。はじめは小さなことでもいいですから成功体験を積み、怯える気持ちを無くしましょう。

「自分のしたいことより嫌なことを先にせよ」
「風林火山」で知られた武田信玄の言葉です。人はどうしても嫌なことを先延ばしにしがちです。例えば、面倒くさかったり難易度が高かったりするものは、誰もがやりたくないものです。しかし、そうした事柄を避け自分のしたいことや楽なことばかりしていては、一向に成長しないでしょう。時には訓練だと思って、あえて嫌なことを引き受けるのも大切。
例えば、資格の勉強は多くの人が辛いと感じますが、勉強を続け試験に合格すれば、資格手当がついたり、より重要な仕事を任せられたりする可能性もあります。辛いことを先にしておけば、後で楽になることも多いのです。

「成せば成る。成さねば成らぬ。成る業を、成りぬと捨つる人の儚き」
3度目の登場、こちらも武田信玄の言葉です。「強い意思を持って取り組めば何事でもできる。逆にやらなければ何も起きない。やればできることでも、最初から無理だと諦めてしまうところに人の弱さがある」という意味があります。
大きな案件を任されると、自分にできるか不安になるでしょう。そんな時、この言葉を思い出してください。大丈夫、本気で取り組めばなんだってできるのです。

「我が気に入らぬことが、我がためになるものなり」
佐賀藩の初代藩主、鍋島直茂の言葉です。「自分が気に入らないと感じることでも、それを突き詰めていくと自分にとっての教訓が潜んでいる」という意味です。嫌なことは誰しも避けがちになりますが、そこから学ぶことも多々あります。
例えば、最近では若手を中心に、会社の飲み会が嫌で断るというケースをよく聞きます。確かに「勤務時間外にまで上司に気を遣うのは嫌だ」と感じる人が多いのも仕方ないかもしれません。しかし、飲み会でフランクに上司と話せれば距離が縮まり、仕事がしやすくなるメリットもあります。悪い面だけを見ずに、時には受け入れて実践してみると、学びを得られる可能性もあるのです。

「小事が大事に至らないためには、小事も大事だと思って、大事の時と同じような議論と慎重な決断を下すべきだ。そうすれば決して後悔することはなかろう」

合戦武将隊(https://ikusa.jp/service/kassen-bushotai/)・高虎!

藤堂高虎の格言です。ちょっと長いですが、要約すると「小さな問題も大きな問題と同じように議論を重ね、慎重な判断を下すべきだ」という意味です。ささいな問題は簡単に解決できるからと、どうしても疎かにしがちです。しかし、あまりに腑抜けた態度で行っているとケアレスミスが生じる可能性があります。ビジネスの場では、そうした小さな油断が大事に発展することが往々にしてあります。そのため、小さなことでも気を抜かず、重要な案件と同様の気持ちで臨むのが大切です。

「武士は常に自分を至らぬものと思え」
賤ヶ岳の七本槍の一人として豊臣秀吉に仕えた加藤嘉明の言葉です。武士は決して慢心や驕りを抱かず、常に自分を至らぬ者と思い、努力を続けなくてはいけないという戒めです。
自分が上手くいっている時や他人よりも優れていると感じるときは、天狗になってしまいがちです。すると現状に満足して努力を怠り、結果的に努力を続けた者に負けてしまいます。常に満足せずに、足りない部分を伸ばす努力を続ける必要があるのです。ビジネスでも、自分の能力を把握したうえで常に一歩先の目標を立て、それを達成するための努力が大切です。

「一芸に熟達せよ。多芸を欲張るものは巧みならず」

合戦武将隊(https://ikusa.jp/service/kassen-bushotai/)・元親!

四国の戦国大名、長宗我部元親の言葉です。「色々なことに手広く挑戦するよりも、一つのことに集中せよ」という教えです。様々なことにチャレンジしても、どれも中途半端に終わってしまう場合もよくあります。それならば一芸を極めたほうが、その道で認められる可能性が高まります。今は「スペシャリストよりもジェネラリスト」と言われ、沢山のことをそつなくこなす人が好まれる傾向があります。しかし、この言葉のように、一芸を極めることで得られるものも多いのです。

まとめ

仕事に役立つ戦国武将の名言20選を紹介しました。共感できる言葉も多かったのではないでしょうか? さすがに多くの武士を動かしていただけあって、どの武将の言葉も、良い上司と呼ぶにふさわしい名言ばかりです。また、言葉の重みや意思の強さも感じさせますね。
「うまくリーダーシップを発揮できない」「仕事が思うように進まない」など仕事に行き詰った時は、ここで紹介した名言を思い出し、自分を奮い立たせましょう。

 

株式会社IKSUAでは、戦国武将になりきれる世界一平和な合戦、「チャンバラ合戦」を実施しています。
チャンバラ合戦は、大人数で楽しめるチームビルディングコンテンツ。老若男女問わずどなたでもお楽しみいただけます。

チャンバラ合戦についてご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

チャンバラ合戦-戦 IKUSA-公式サイトはこちらチャンバラ合戦-戦IKUSA-の資料ダウンロードはこちらチャンバラ合戦-戦IKUSA-のお問い合わせはこちら


参考サイト:

この合戦が気になったらいいね!しよう

IKUSAの最新情報を
お届けします



開催希望やご質問など
お気軽にお問い合わせください

開催希望・お問い合わせはこちら
ページTOPへ